侍J 1次Rの収穫と課題は…千賀“救援ジョーカー”的存在に

[ 2017年3月11日 08:10 ]

WBC1次ラウンドB組   日本7―1中国 ( 2017年3月10日    東京ドーム )

侍ジャパンの千賀
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 1次ラウンド3連勝という結果に、侍ジャパン・小久保監督は「私の中である程度の構想がある中で、確認をすることができた」と話した。炭谷以外の27選手を起用、2次ラウンドへ状態チェックは完了した。ただ、2次ラウンドはイスラエル、オランダといったさらに一段階上の強敵が来る。指揮官は「ある程度点を取らないといけないし、先発投手もポイント。(球数制限が)80球になる」と話した。投攻守において、収穫と課題を整理、戦力を整備する必要がある。

 【投手力】

 最大の収穫は千賀だ。1次ラウンド2戦目のオーストラリア戦で2回無失点。4三振を奪った。村田バッテリーコーチも「ブルペンでも日に日に強い球が行くようになった」と評する。小久保監督は「球が暴れないことが分かったら最後という考えもある」とクローザーまで視野に入れる。千賀が救援陣のジョーカー的存在になる。

 先発は石川、菅野が大舞台でも実力通りの力を発揮できることが証明されたが、3戦目先発の武田が3回1失点ながら球は高めに浮いた。先発の3番手をどうするか。3戦目が準決勝を決める大事な戦いとなることが予想されるだけに、重要な決断となりそうだ。

 【捕 手】

 小久保監督は「小林中心でいく」と3月以降の実戦、そして1次ラウンド3試合の計6試合で小林をスタメン起用した。だが、小林の信頼度が増せば、それだけ代打を送る勝負のタイミングが遅れる可能性を秘める。中国戦で2ランを放った小林だが、09年大会の城島、13年大会の阿部のような打力は見込めない。接戦の展開で、右の内川、左の秋山を代打に送る機会は必ず出てくる。大野は中国戦で初めて途中出場したが、大会直前の4日にチームに合流した炭谷も含め、小林を後半の1点勝負で交代するリスクをベンチが背負うことができるか。

 【打 者】

 レギュラー全員に安打が出ており絶不調といえる選手は見当たらない。ただ、小久保監督は打線の組み替えについて「一発勝負なので。可能性はある」と話す。イスラエル、オランダはボールを細かく動かしてくる投手が多い。その投手に対応ができる選手、できない選手を瞬時に見極めていく作業が必要だ。

 選手は与えられた場面で結果を出すことはもちろんだが、戦力が均衡した戦いでは、首脳陣の局面の決断力が問われる。 (侍ジャパン取材班)

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