清宮 敬遠上等!早実初戦あの明徳と「そこは相手の作戦なので」

[ 2017年3月11日 05:50 ]

第89回選抜高校野球大会組み合わせ抽選会 ( 2017年3月10日    毎日新聞大阪本社オーバルホール )

<センバツ抽選会>組み合わせが決まり、握手をする早稲田実業・清宮(左)と明徳義塾・山口の両校主将
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 第89回選抜高校野球大会(19日から12日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が10日、毎日新聞大阪本社オーバルホールで行われ、高校通算79本塁打の清宮幸太郎内野手(3年)を擁する早実(東京)は明徳義塾(高知)との対戦が決まった。92年夏の甲子園で星稜(石川)の松井秀喜(元ヤンキース)を5打席連続で敬遠した策士、馬淵史郎監督(61)が率いる相手。清宮は敬遠覚悟で勝利に貢献することを誓った。

 明徳義塾と左の強打者――。因縁めいた好カードの実現に会場がどよめいた。明徳義塾の山口主将が「28番」と読み上げると、先に27番の枠に入っていた清宮は思わず左手で口を押さえて苦笑いした。甲子園通算歴代5位の48勝を誇る馬淵監督が率いる強豪。清宮は「伝統校で手ごわい。あとは、やっぱり松井さんのやつ(敬遠)じゃないですかね」と印象を挙げた。

 清宮の注目度の高さが考慮され、2校だけ抽選会場とは別に会見場が用意された。両校の監督、主将が並ぶ。隣で馬淵監督のだみ声が響く中、清宮は松井の5敬遠について「もちろん(知っている)」とし、「(馬淵監督は)野球の知識や経験も豊富。場面に応じた策をたくさん知っていると思う」と警戒。自身が敬遠される可能性については「そこは相手の作戦なので自分が何かを言うことはない」と答えた。

 「自分は常にチーム打撃で打点を稼ぐことがモットー。相手どうこうよりそれが最も大事」。敬遠策の前に松井の星稜は敗れたが、早実は後ろの4番を打つ2年生・野村も頼もしい。勝利のためにはバットを振らず一塁に歩く構えだ。会見場と抽選会場を行き来する際の廊下では、敵将と笑顔で握手を交わした。

 初の抽選には「(心臓が)ばっくばくでした。こんな緊張したくじ引きは初めて」と苦笑いした。組み合わせが決まり、あとはグラウンドで暴れるだけだ。抜群の知名度で甲子園にファンを集める大砲。「球場の雰囲気を変えられる野球ができるのは自分たちだけ。応援してくれる方々と球場の雰囲気をのみ込むようないい試合ができれば」と力強く誓った。

 2本塁打、打率・474と鮮烈なデビューを飾った1年夏以来の聖地。「2度の冬を乗り越えてきて、前の甲子園より成長した姿を見せられるんじゃないか」と爆発を予告する。王貞治(現ソフトバンク球団会長)を擁した57年以来60年ぶりの優勝へ、四国大会王者を打ち砕いて弾みをつける。(東尾 洋樹)

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