侍J9番・小林 豪快2ランも自分は…「しっかりバントを」

[ 2017年3月11日 05:36 ]

WBC1次ラウンドB組   日本7―1中国 ( 2017年3月10日    東京ドーム )

<日本・中国>2回2死一塁、左越えに2ランを放つ小林
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 東京ドームがどよめいた。打った侍ジャパン・小林も驚いた。2回2死一塁。2ボールから134キロ直球を無我夢中でひっぱたいた。代表初アーチとなる、左翼中段への2ラン。ベンチに戻ると、ナインの盛大な祝福が待っていた。

 「バッティングカウントだったし、思い切りいこうと思った。なかなかああいう打球は打ったことがない。ビックリした」。巨人では昨季までの3年間でわずか8本塁打。過去2試合は5打数2安打の一方、3犠打&1犠飛と9番打者はつなぎに徹していた。まさに意外性満点の一発。お立ち台では「2次ラウンドからは、しっかりバントを決められるように」とファンの笑いを誘った。

 世界一奪回を目指す侍ジャパンの扇の要。本人は「まだ慣れない」と謙虚に話すが、指名した小久保監督は「非常に落ち着いている。去年から今年の強化試合を見て、捕手としての振る舞いも含めて中心でいこうと決めた」と、改めて「正捕手・小林」の理由を明かした。そして「ホームランは想定外だけど、うれしい」と続けた。

 既に1次ラウンド1位突破が決定して迎えた中国戦で、3戦連続の先発マスク。小林は「強化試合じゃないんですから」と普段と変わらぬ強い気持ちで臨んだ。「世界一へ向けて負けていい試合はない」。たとえ順位が決まっていても気を緩めることは一切ない。それこそが正捕手の自覚だ。

 「凄い不安もプレッシャーもある。でも試合に出ている以上、責任を持って“自分が引っ張るんだ”という気持ちでやりたい」。守備でも3回1死から、大きく離塁した一塁走者を自慢の強肩で見事に刺した。小林の存在感は、攻守で日増しに大きくなっている。 (鈴木 勝巳)

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