【我ら侍応援団】川端友紀 青木選手の助言を胸に女子も盛り上げる

[ 2017年3月11日 10:30 ]

我ら侍応援団=女子プロ野球・川端友紀

 やりました!全勝突破!小林選手と中田選手のホームラン、さすがでした。見ていて、ベンチの雰囲気が凄く良さそうというのが印象的でした。今大会は初戦から守備でチームを救っているシーンが多くて「凄いなぁ」「さすがだなぁ」というのが素直な感想です。

 今大会では憧れの青木選手に注目しています。テレビ番組で一緒になったり、兄(ヤクルト・川端慎吾)の結婚式にも来てもらって、何度かお会いしているんです。青木選手が左投手にとても強いと聞いたので、アドバイスももらいました。今日は出場しなくて残念でしたが、キューバとの初戦で見せたファインプレーはかっこよかった。2次ラウンドに期待したいですね。

 私も昨年、日本代表として女子野球W杯に出場(3度目)させてもらいました。一戦一戦、目の前の試合を全力で戦うことだけを考えてプレーをしていました。緊張する場面はもちろんありましたが「やってやろう」という気持ちは常にありました。プレッシャーも感じていましたが、最高のチームでプレーできるのは本当に楽しかったです。侍ジャパンの皆さんも、後悔しないように頑張ってほしいと思います!

 私たち女子プロ野球も25日の開幕が迫っていますので、試合を見ていると気持ちが高ぶってきます。目標は3年間優勝できていないので、今年こそ、という気持ち。個人的には首位打者を獲りたい。

 WBCは野球人にとっては大きな意味を持つ大会。子供たちにとっても憧れだと思う。世界一を成し遂げることによって、子供たちはそういう選手になりたいと思うし、野球界も盛り上がる。侍ジャパンの皆さんも、世界一になって野球をどんどん盛り上げていただきたいです!期待しています!! (埼玉アストライア内野手)

 ◆川端 友紀(かわばた・ゆき)1989年(平元)5月12日、大阪府生まれの27歳。小3から貝塚リトルで野球を始め、貝塚三中―市和歌山商から塩野義製薬ソフトボール部を経て10年京都アストドリームス(現京都フローラ)入団。13年から埼玉アストライア所属。10、11、13年と首位打者。最多打点(13年)、最高出塁率(11、13年)、13年にはMVP(角谷賞)を獲得。12、14、16年はマドンナジャパンの一員として女子野球W杯に出場し、世界一を経験。兄は15年首位打者のヤクルト・川端慎吾。右投げ左打ち。

続きを表示

2017年3月11日のニュース