今季も続く広島フィーバー 「史上最速」発売3日で全試合指定席完売

[ 2017年3月11日 10:30 ]

カープファンで埋まったスタンドを背に、万歳三唱で喜びを分ちあう広島ナイン
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 年が明けても広島の“優勝フィーバー”は、とどまるところを知らない。「史上最速記録」が叩き出されたのだ。

 今シーズンのマツダスタジアム開催分の公式戦入場券が3月1日から発売されたのだが、その3日後の4日に全69試合分の指定席が完売(三塁側の外野砂かぶり席、ビジター席を除く)したというもの。発売から3日後の全試合完売は、島井誠入場券部長によると「球界レベルでも史上最速」という。

 実は昨年も球団最速記録を更新していた。鈴木誠也が2戦連続サヨナラ弾を含む3戦連続決勝本塁打を放った6月17〜19日のオリックス3連戦が契機だった。25年ぶりリーグ優勝がググッと近付いたことで一気に売り上げ上昇。7月上旬に売り切れていた。

 優勝という大きな目標を達成し、黒田博樹氏も引退。今年はフィーバーが沈静化したとしても何らおかしくないようにも思えるが、島井部長には予感があった。「年間指定席購入者への先行販売で売り上げが衰えなかったんです。またブレイクするのではと思いました」。とはいえ「記録を更新することはないだろう」と考えており、4カ月も記録を更新するとは想像もしていなかったという。

 早く売り切れて入場券部としては万々歳かと思いきや、そうではない面もあるという。話題を呼んだ無料招待企画「関東カープ女子野球観戦ツアー」のような新企画を行おうとしたときに、席の融通が利かないことが妨げにならないかを懸念する。「カープは『進化する』がウリなので、これによって進化が止まらないようにしないといけないですね」。完売を喜んでばかりはいられない。浮かび上がった課題を克服すべく、同部長は考えを巡らせている。

 「チケット完売」のニュースは、選手会副会長・丸の耳にも届いている。「チケットが売れているみたいでファンの期待を感じています。今年も結果で応えたいです」。リーグ連覇そして33年ぶり日本一に向け、ファンの熱気と選手の意気込みが融合した。(記者コラム・柳澤 元紀)

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