南陽工・山崎主将 大量失点つながる失策に悔い「ひるんでしまった」

[ 2016年3月28日 06:50 ]

<秀岳館・南陽工>1回2死一、三塁、痛恨適時失策で先制点を献上する南陽工・山崎

第88回選抜高校野球大会第8日・2回戦 南陽工0―16秀岳館

(3月27日 甲子園)
 自らの「弱い心」に負けたことが何よりも悔しかった。山崎康浩監督の長男・大輔主将(3年)は、秀岳館に先制点を献上する痛恨の失策を犯し「相手の鋭いスイングに気持ちがひるんでしまった。攻めていけず悔いが残ります」と言葉を絞り出した。

 初回2死一、三塁で天本の遊ゴロを後逸。「自分が相手に火をつけてしまった」。このミスをきっかけにこの回、一挙8失点。「炎のストッパー」と称されたOB・津田恒美さん(故人)の座右の銘である「弱気は最大の敵」という教えを、幼い頃から父に言われてきたが実践できなった。

 松坂大輔(現ソフトバンク)擁する横浜が甲子園で春夏連覇を達成した1998年の9月に誕生。「(松坂は)人に勇気を与えた。こういう男になってほしい」という父の願いから「大輔」と名付けられた。今大会期間中、守備練習で失策すると父から「地方に帰ってろ!」と怒られた。厳しくも愛情あふれる父の指導に結果で恩返しできなかった。

 津田さんが活躍した1978年と2009年に進んだ8強には届かなかった。「甲子園は気持ちが弱いチームは絶対に勝たせてくれない。心を強く鍛えて夏に帰ってきたい」。顔を上げ、力強く言い切った。(青木 貴紀)

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2016年3月28日のニュース