敦賀気比・井戸川、打撃もリードも「全然ダメ」エース山崎支えられず

[ 2016年3月28日 06:44 ]

<敦賀気比・海星>調子の上がらない山崎(左)を必死に盛り上げる敦賀気比の井戸川

第88回選抜高校野球大会第8日・2回戦 敦賀気比1―2海星

(甲子園)
 試合後のインタビュールーム。敦賀気比・井戸川龍也捕手(3年)は試合を振り返るうちに涙がこみ上げてきた。「全然ダメだった。チャンスで打てずリードもダメ。いる意味がない」。何度も目頭を押さえた。

 エース・山崎を支えられなかった。初回にいきなり先制点を献上。3回まで毎回、得点圏に走者を背負った。打撃では1点を追う4回2死一、二塁で一邪飛に倒れ、5回から小島と交代。「ザキ(山崎)を理解してリードしてあげられなかった」と自分を責めた。

 昨年10月末の練習中にキャッチボールの球が左側頭部に当たり、頭蓋骨を陥没骨折。痛みを抱えながら昨秋の明治神宮大会はベンチ入りし、11月末に手術を受けた。約1カ月半の入院中は両親が付きっきりで看病してくれた。1月中旬から練習を再開。夢舞台でマスクを被り、母・さとえさん(44)は「まさか出てくれるとは」と喜んだが、春連覇はならなかった。

 同じ捕手の小島とは仲良しで互いの欠点を指摘し合う良きライバル。試合後、小島に「ごめんな」と謝ると「大丈夫。こっちこそごめん」と返された。「小島と高め合って、夏に絶対戻ってきたい」。2人で切磋琢磨し、夏は嬉し涙に変える。(青木 貴紀)

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