勝たせてあげたかった…ヤクドラ1原樹 6回1失点も実らず

[ 2016年3月28日 05:30 ]

<巨・ヤ>6回6安打1失点と好投したヤクルト・原樹

セ・リーグ ヤクルト2―3巨人

(3月27日 東京D)
 ヤクルトのドラフト1位右腕・原樹がデビュー戦で6回6安打1失点の力投。3回にクルーズに適時打を浴びたが4回以降は踏ん張り、「シーズンは勝たなければいけない。1点の重みが(オープン戦と)全然違う。何とか最少失点に抑えられた」と振り返った。

 初回に長野、坂本からフォークで空振り三振。同点の6回1死一、二塁は小林誠を直球で二ゴロ併殺に仕留め、思わずガッツポーズ。得意のカットボール、シュートに頼らない配球で連打を許さなかった投球内容は評価できる。真中監督も「原(樹)は粘ってよく投げていた。勝たせてあげたかった」と悔しさをにじませた。

 この日は地元の兵庫から家族が観戦に駆けつけた。声楽家の父・敏行さん(82)は「息子がプロの試合で投げている姿を見て感動しました」とマウンドで奮闘する姿を見つめていた。守護神・オンドルセクが首の張りを訴えてベンチ入りせず秋吉の乱調で逆転負けと救援陣の台所事情は苦しい。原樹は4月3日の中日戦(神宮)に先発予定。「次はチームの攻撃につながるような投球をしたい」。その右腕にかかる期待は大きい。 (平尾 類)

 ▼ヤクルト・秋吉(8回にギャレットに逆転2ランを浴びて今季初黒星)失投です。(内角に)投げきれなかった自分のせい。

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2016年3月28日のニュース