楽天ドラ3茂木 開幕3戦連続フル出場も…走者へのタッチ悔やむ

[ 2016年3月28日 09:20 ]

パ・リーグ 楽天0―7ソフトバンク

(3月27日 コボスタ宮城)
 その表情と言葉からは強い向上心がにじんだ。失策を犯したわけでも、大きなミスを犯したわけでもない。延長戦の末に0―7で敗れた試合後、楽天のドラフト3位ルーキーの茂木(早大)は「下からグラブを出してしまったことで、セーフにしてしまった。アウトにすれば大量失点はなかったと思う」と悔やんだ。

 0―0の延長10回に均衡を破る2点適時打を放ったソフトバンク・本多が2死一塁から二盗を試みた。ベースカバーに入ったのは遊撃の茂木。捕手・嶋のハーフバウンドの送球に対して確実に捕球するためにグラブを下から出したため、捕球後の走者に向けたタッチの動作が遅れた。微妙なタイミングながら判定はセーフ。その後に猛攻を受けて試合は決した。

 内野手はゴロの打球に対しては、その後の送球をスムーズに行うために下からグラブを出すことが基本。だが、勝負どころの盗塁阻止のベースカバーで捕手の送球がワンバウンドとなった場合は、上から抑え込むように捕球し、そのままの勢いでタッチを試みる。「コーチからも“アウトにできるタイミングなら上からグラブを出せ”と言われている」と茂木。素早いタッチは審判への「印象」が良くなる。かつては中日で一時代を築いた荒木、井端(現巨人内野守備走塁コーチ)の二遊間コンビは、素早いタッチで微妙な判定をことごとくアウトにしてきた。

 早大時代は主に三塁だった茂木は打力を買われて遊撃で開幕から3試合連続で先発フル出場した。計3安打を放ち、持ち前のセンスで守備も無失策だ。今後の楽天を背負って立つ逸材は、タッチの技術も磨いていく。(山田 忠範)

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