ソフトB武田 洞察1勝 9回満塁ピンチ「絶対初球から振ってくる」

[ 2016年3月28日 05:30 ]

<楽・ソ>ウイニングボールを手に笑顔の武田(左)と工藤監督

パ・リーグ ソフトバンク7―0楽天

(3月27日 コボスタ宮城)
 ソフトバンク・武田が今季初先発し、9回無失点と力投。0―0の延長10回に味方が大量得点を奪い、初白星を挙げた。

 「調子は良くなかった。コントロールがきかなかったし、カット系のボールも暴れていた」

 そんな状況で自身を救ったのは洞察力だった。9回に2死満塁のピンチを招いた。球数は120球を超えていた。迎えた打者は嶋。その表情から「絶対初球から振ってくると思った」という武田は、捕手・高谷とのアイコンタクトをかわした。「ここで直球勝負はない。スライダーだ」。引っ張ってくることを予想して外角低めに投じると、結果は注文どおりの三ゴロ。この試合唯一と言っていいピンチを切り抜け、延長10回のビッグイニングにつなげた。

 昨季はチーム勝ち頭となる13勝。侍ジャパンにも選出されるなど周囲の期待は高まる一方だ。毎年7月の博多祇園山笠の時期にはヤフオクドーム前に飾り山が設置されるが、今年は今宮とともに武田の人形が飾られることも決まった。昨年のモデルは工藤監督と柳田。まさに名実ともにチームの顔として認められた格好だ。

 工藤監督は「シーズン最初の登板で100%の力を出すのは難しい。その中であれだけの投球をしてくれただけで十分」と称賛。9回のピンチも「代えるつもりはなかった」と絶大な信頼を寄せていた。 (田中 貴久)

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