秀岳館・天本 天国の父に贈るアーチ「“やったよ”と報告したい」

[ 2016年3月28日 06:55 ]

<秀岳館・南陽工>5回2死一、三塁、秀岳館・天本は左中間に3点本塁打を放つ

第88回選抜高校野球大会第8日・2回戦 秀岳館16―0南陽工

(3月27日 甲子園)
 天国の父もきっと喜んでいるだろう。秀岳館(熊本)の5番打者・天本昂佑外野手(3年)が南陽工(山口)との2回戦で、甲子園の左翼席へ運ぶ豪快なアーチを放った。12―0と大量リードした5回2死一、三塁。低めの直球をすくい上げる一打に「真っすぐに振り負けないように。上がりすぎたかなと思ったけど入ってくれた。憧れの舞台で打ちたいと思っていたのでうれしかった」と笑みを浮かべた。

 昨秋の公式戦は11試合で打率・452をマークしたが、本塁打は0だった。「いい感じで打てていた。たまたまボールが上がらなかった」と振り返るが、パワーアップは冬場のテーマだった。スクワットをしてからティー打撃を行うなど下半身強化に励んだ。練習の合間にカレーを食べるなど1日5食。体重は5キロ増えて83キロになった。

 小4の時、父・明典さんが亡くなった。野球が大好きで、指導もしてもらった。「野球はホームランが魅力だ」という言葉は、一番印象に残っている。高校通算14本目の一発を甲子園で放ち「“やったよ”と報告したい」と胸を張った。(川島 毅洋)

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