病魔に負けるな!インディアンスが選手の娘に粋な計らい

[ 2015年8月14日 15:12 ]

始球式でインディアンスのアービレイス(手前)は娘のアドリアナちゃんが投じるボールを待ち受ける (AP)
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ア・リーグ インディアンス6―8ヤンキース

(8月13日 クリーブランド)
 インディアンスのマイク・アービレイス内野手(34)の双子の娘、アドリアナちゃんとマイヤちゃんが13日に行われたヤンキース戦の始球式に登場。ホームのファンの大歓声を浴びながら、見事にその大役を務めた。

 選手の娘が始球式を行ったことには訳がある。双子の一人、アドリアナちゃんは5月に小児白血病と診断され、現在、4歳の彼女は闘病中の身。インディアンス球団は全面的にアービレイスとアドリアナちゃんをサポートする姿勢を見せており、この粋な計らいはその一環として実施されたもの。

 グラウンド上のアドリアナちゃんは化学療法の副作用で髪を失っていたが、一部のチームメートやコーチ、そして球団社長までもが頭を刈り上げて彼女を励まし、その姿はメディアでも話題となった。

 「チームが本当に我々家族のことを気にかけてくれているのだなと実感できた」。そう始球式後に感激するのは捕手役を務めた父親のアービレイス。「今は自分にとって辛い時期。こうしたサポートがなければ、プレーを続けられるかわからないよ」と感謝の言葉を続けた。

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