Wソックス守護神 抗議で投球練習妨害されセーブ失敗「感心しない」

[ 2015年8月14日 16:58 ]

エンゼルスのマイク・ソーシア監督(左)は球審に抗議する (AP)

ア・リーグ ホワイトソックス3―2エンゼルス

(8月13日 シカゴ)
 ホワイトソックスのクローザー、デービッド・ロバートソン投手(30)は13日に行われたエンゼルス戦で1点差を守り切れずにセーブ失敗。同投手はその原因をエンゼルスのマイク・ソーシア監督(56)が行った抗議にあったとしている。

 2―1とホワイトソックスのリードで迎えた9回、試合を締めるべくマウンドにロバートソンが上がり、先頭打者のアイバーを低めのカーブで空振りの三振に切って取った。その際、投球がワンバウンドとなり、振り逃げが成立。一塁へと走るアイバーを捕手のフラワーズがタッチして球審はアウトをコールした。

 しかし、ここでソーシア監督はフラワーズがアイバーにタッチをしていないとビデオ判定を要求。結局、判定が変わることはなかったが、再び同監督はホームプレート上で球審への抗議を開始。その間、投球練習ができなかったロバートソンは不満そうな表情でその様子を眺めていた。

 これでリズムを崩したのか、ロバートソンはその後、2連打を浴びて1死一、三塁のピンチを招くと、内野ゴロの間に失点して試合は振り出しに。チームは延長13回にサヨナラ勝ちを収めたものの、怒りが収まらない守護神は「すでにビデオ判定が出ているのに、わざわざホームプレートに立って抗議するのは感心しないね」とソーシア監督を批判した。

 投球練習を妨害したとクレームをつけられたソーシア監督は「そのつもりはまったくなかった」と反論。「あの場面は重要だったので、抗議したまでのこと。抗議中に場所を移動したし、投球練習をしようと思えばできたはずだ」と肩をすくめていた。

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