敦賀気比 春夏連覇ならず…平沼「一番上でやります」

[ 2015年8月14日 05:30 ]

<敦賀気比・花巻東>8回2死二塁、福島(左)に左中間適時二塁打を浴びる敦賀気比・平沼

第97回全国高校野球選手権第8日・2回戦 敦賀気比3―8花巻東

(8月13日 甲子園)
 史上8校目となる春夏連覇の夢は2回戦でついえた。選抜優勝の原動力となった敦賀気比の平沼は2度の登板で計7回を18安打8失点と打ち込まれた。「自分の持てる力はすべて出しきれた。実力不足。18安打されたのは初めて。調子は悪くなかった」。

 花巻東の各打者は、左右関係なく本塁に近いところに立った。平沼が得意とする内角のスライダーを封じる作戦だった。これにはまってしまった。「分かっていたが、当てたらと思ってしまった」。結果、外角での勝負が増え、甘くなったスライダーを狙い打たれた。

 3回に先制を許し、4回は1死満塁から福島、千田に連続適時打されて3失点。5、6回は山崎にマウンドを譲り、左翼に回った。1点差に追い上げ、7回から再登板したが、終盤も失点を重ねた。初戦で納得のいく投球ができず、この日は選抜で使用した黄色のグラブを今夏初めてはめて縁起を担いだが、輝きは戻らなかった。エースを信じて再登板させた東哲平監督は「平沼で勝ち上がって春も優勝したチーム。最後も平沼でと思っていた。苦しみながらもよく投げてくれた」とねぎらった。

 投手として甲子園10勝、打者として打率・375、8打点、1本塁打の逸材はプロが注目している。「一番上でやります。打たれたままで終わりたくない。自分を磨いて、いい投手になります」。高い目標があるからこそ、甲子園の土を持って帰らなかった。 (古野 公喜)

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