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阪神 “お得意様”福井にスミ1 マートン「打者が助けてしまった」

[ 2014年7月28日 05:30 ]

<広・神>7回、赤いジェット風船が揺れる中、ベンチで浮かない表情のゴメス(中央)ら阪神ナイン

セ・リーグ 阪神1-6広島

(7月27日 マツダ)
 「お得意様」に、まんまとひねられた。この日までに先発として10試合対戦し、白星を献上したのはわずかに1度。実に6度もの土を付けていた相手先発・福井に、まさかの1失点。しかも初回の1点だけという「スミ1」で完投まで許した。阪神・和田監督の弁も、最後まで歯切れが悪かった。

 「初回に攻めきれなかった。あそこを1点で終わってしまった。最初は向こうもアップアップしていたんだけどな…」

 試合前までの対阪神戦の防御率は8・57。福井にとっては、顔も見たくない打線のはず。初回、鳥谷に先制三塁打を浴びた際には、右腕の脳裏に「またか」という思いも去来したに違いない。だが捕まえきれない。なおも1死一、三塁と攻め立てながらマートンは二ゴロ併殺打。「打者が、助けてしまった部分はある」とマートンが振り返ったように、崩れかかっていた福井を、打ち崩すべきバットで逆に支えてしまった。

 「相手投手に対して、やってはいけないことと言うかね。低めの変化球にバットが止まらなかった。それを振ってしまっては勝負にならない。印象からしたら、そんなに変わりはないんだけど。こちらの問題だね」

 2回以降は凡打の山を築かされた。4点を失った直後の3回2死一、三塁ではゴメスが中飛に倒れた。4回1死一、二塁では鶴岡が三ゴロ併殺打。5回2死一、三塁でもゴメスが左飛に倒れた。計9安打を放ち、1、3、4、5、8、9回と得点圏に走者を進めながら、得点は「スミ1」のみ。ゴメスは「勝つことがあれば負けることもある。(5回は)少しズレた」と悔しさを押し殺し、関川打撃コーチは「まったく打てていないわけじゃない。打線が流れをつかみきれなかった」と拙攻の要因を分析した。

 連敗で7カードぶりの負け越し。とはいえ、これで勢いを失うわけにはいかない。「負け方として負けるべくして…というところがある。もう一度、甲子園に帰って、地に足を付けて野球をしないと」と指揮官。29日からは、8月恒例の長期ロード前最後の甲子園6連戦が控える。本拠地で、再び“常勝気流”を取り戻す。

 ≪今季2度目の「スミ1」≫阪神の初回1得点のみの「スミ1」は7月2日のヤクルト戦(甲子園)以来今季2度目。ただし前回は1―0の勝利。「スミ1敗戦」は昨季9月19日に今回と同じマツダの広島戦で喫して以来。初回に坂のソロで先制も、2回に梵の適時打を許して同点。7回岩本の適時打で勝ち越され、1―3で敗れている。

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