40歳三浦で44年ぶりヤ戦9連勝 今季両リーグ最多タイ148球

[ 2014年7月28日 05:30 ]

<ヤ・D>8回1失点の力投を見せた三浦

セ・リーグ DeNA10-1ヤクルト

(7月27日 神宮)
 8回、ベンチに戻ったDeNA・三浦は川村投手コーチに続投を志願したものの、交代を告げられた。悔しげな表情。7回の後にも続投を志願していた。あと1イニングで今季初めての完投だった。

 「点差もあったんで意地を張らせてもらった」。8回1失点で2勝目。40歳は148球を投げ抜いた。29歳の岸(西武)、23歳の大瀬良(広島)に並ぶ今季両リーグ最多の球数だ。中畑監督は「井納にアピールしたんじゃないの?ブルペンのことを考えて投げる。それがエースの条件。気概を感じた」とリーグトップの10勝を挙げている2年目右腕を引き合いに出し、ベテランを絶賛した。

 13日の同じヤクルト戦(神宮)では22年連続勝利を飾るも5回1失点で降板し、胸中は複雑だった。この日は三浦らしいタフネスぶりを見せつけた。今年から投手コーチを兼任。登板しない日はベンチ裏で試合を見ながら気づいた点をメモ帳に書き留める。他球団の投手もコーチ目線で分析しながら思うことがある。

 「いい投手は完投できる。俺は投げないと本当のスタミナがつかない」。2月のキャンプ。最多の301球を含む計2627球を投げ込んだ。40歳でも投手陣最多の球数だ。「年を取ると当然しんどい。でも、ヘロヘロになって体に力が入らなくなった時が理想のフォーム。球の切れが違う」と投げ込みの重要性を力説する。8回、バレンティンをスライダーで一邪飛。142球目だった。球数が増えても投球フォームは乱れず、外角低めいっぱいに制球した。

 チームは70年以来44年ぶりのヤクルト戦9連勝。中畑監督は「凄いね。浮上のきっかけになるんじゃないか」と期待した。全ては40歳のおかげだ。

 ▽70年大洋のヤクルト戦10連勝 5月9日の4回戦(川崎=当時の本拠地球場)で、エース平松の完投で2―1で勝利して連勝がスタート。球宴を挟み、8月23日の13回戦(新潟)まで10連勝。連勝中3勝を挙げた平松は同年25勝で自身初の最多勝を獲得。最終成績は大洋が69勝57敗4分けの3位、ヤクルトが33勝92敗5分けの6位だった。

 ≪148球は今季両リーグ最多タイ≫40歳7カ月の三浦(D)が8回1失点で今季2勝目。投球数148球は今季両リーグでは4月25日ソフトバンク戦の岸(西)、5月1日阪神戦の大瀬良(広)と並ぶ最多球数だ。三浦の自己最多投球数は96年4月25日阪神戦の158球で148球以上はこの日で8度目。40歳を過ぎた投手では97年10月9日ダイエー戦の佐藤(オ=43歳0カ月)が148球を投げて以来17年ぶりになる。これで三浦のヤクルト戦通算勝利は31勝目。同カードのチームランクは(1)秋山45勝(2)平松38勝(3)遠藤37勝(4)三浦31勝(5)斉藤明30勝。三浦は斉藤明を抜き単独4位に浮上した。

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