原監督 大ナタ振るった 村田&阿部外し同一カード3連敗阻止

[ 2014年7月28日 05:30 ]

<中・巨>8回1死三塁、亀井の犠飛で生還した坂本は両手を広げた片岡に迎えられる

セ・リーグ 巨人2-1中日

(7月27日 ナゴヤD)
 巨人の坂本勇人内野手(25)が27日、中日戦で2安打1打点。全2得点に絡む活躍を見せ、同一カード3連戦3連敗を防いだ。原辰徳監督(56)は不振が続く阿部慎之助捕手(35)と村田修一内野手(33)をそろって先発メンバーから外す大ナタを振るった中、2試合ぶりに1番に復帰した坂本は5回に先制打。8回にも左翼線二塁打で勝ち越しのホームを踏み、指揮官の期待に見事に応えた。

 巨人の先発メンバーに阿部、村田はいない。村田が12年に移籍後、初めてのことだった。ならば、誰が打線を引っ張るのか。坂本しかいない。全2得点に絡んだ25歳の若武者は頼もしかった。

 「(先制打は)何とかしたいという気持ちでした。いいところで、(走者を)還せたし、いいところで出塁できた」

 0―0の5回2死から阿部に代わって先発マスクをかぶった新人の小林と投手の大竹が連打で一、二塁とした。「(大竹)寛さんがつないでくれた」。坂本は雄太のチェンジアップを中前へ運ぶ先制打を放った。同点にされたが、8回にも先頭で左翼線二塁打。亀井の決勝犠飛を呼び込んだ。

 後半戦はここまで1勝4敗。打撃陣の低迷が大きな要因で、原監督は重要な決断を下した。休養予定だった阿部だけではなく、村田も先発メンバーから外した。大ナタを振るった理由を「本来ならばデンとしてもらいたい2人ですけど、チーム状況がある。2人の力だけには頼らないということ」と説明した。中日に連敗を喫した前日。坂本も1番から6番に降格し、7番・阿部、8番・村田と下位打順を組んでいた。25試合続いた1番から外されたことで、危機感を抱いていた。その試合で2安打を放ち、わずか一日で1番に戻った。

 原監督は言う。「攻撃力、出塁率が求められる1番はチームの顔」。言い換えれば、主軸よりも難しい打順である。坂本も言う。「安打で出塁する。好機で回ってくれば走者を還すだけ」。自身が思い描く1番の役割を果たし、負ければ4位・中日まで3・5ゲーム差にひしめく「混セ」にはさせなかった。

 後半戦開幕前の20日。原監督は坂本と長野に「リーダー意識を持って戦ってもらいたい」とキーマンに指名した上で、阿部と村田にも奮起を促した。しかし、両ベテランは精彩を欠き、後半戦から4番で起用する長野もこの日無安打。指揮官は「(坂本に)チョーさん(長野)が加わってくれるとね。ニュージェネレーションという感じになるけど、もう少し」と言った。次世代への期待。坂本は「自分の仕事を続けられるように頑張ります」と静かに闘志を燃やした。

 ≪大竹を強力援護≫坂本(巨)が5回先制の適時中前打を含む2安打。チームは今季中日戦に10勝5敗と大きく勝ち越しているが、坂本はこのカード51打数19安打(打率・373)、6打点と攻略。セ対戦5球団の中では広島の・370を抑え最も打率が高い。また、大竹が先発した試合は65打数23安打(・354)、1本塁打、9打点。6月18日オリックス戦からは3、2、2、2と4試合連続複数安打を放ち強力援護している。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2014年7月28日のニュース