逆転V3ラン呼ぶ見逃し…中田が仕掛けた巧妙な「ワナ」

[ 2014年7月28日 09:40 ]

<楽・日>7回2死一、二塁、逆転の3ランを放ち、バットを高く上げる中田

パ・リーグ 日本ハム7-3楽天

(7月27日 コボスタ宮城)
 7回に飛び出した日本ハム・中田の逆転3ラン。そこには巧妙な「わな」が仕掛けられていた。

 2死一、二塁でマウンドには楽天のエース則本。「いい投手はコース、配球を狙い定めていかないと打てない。ケース的には詰まらせてくる場面」。中田は内角直球だけを待っていた。しかし、その初球。141キロの内角ベルト付近の高さの直球を簡単に見逃した。しかも腰を引き、やや残念そうに空を見上げるしぐさも見せた。2球目。内角高めの144キロの直球を左肘を抜きながら、完璧に左翼席に運んだ。

 「結構難しい球だと思う」。中田は振り返ったが、こうも言った。「内角に目付けをしていた」。初球の内角をわざと見逃し、球との距離感を測った上で、もう1球誘ったのだ。シーズン序盤にもスライダーを狙っていながら、わざと空振りし、2球続いたスライダーを安打にしたこともある。則本は中田相手に内角直球を2球続けたことに「自分の意識が甘かった」と悔やんだ。来た球を打つばかりが打撃ではない。打てる球を投げさせることも、プロの技術だ。

 ▼日本ハム・稲葉(7回に代打で今季15打席目で初安打となる右翼線二塁打)よかった。チームが勝って、いい日になったね。

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