阪神 メッセ誤算…5失点KO、“7月男”2年ぶり負けた

[ 2014年7月28日 09:05 ]

<広・神>5回無死一、二塁、ロジンを叩き落とすメッセンジャー

セ・リーグ 阪神1-6広島

(7月27日 マツダ)
 7月男でまさかの連敗を喫した。阪神は27日、広島戦(マツダ)に1―6で逆転負け。昨季から7月は7連勝中だった先発したランディ・メッセンジャー投手(32)が4回0/3を5失点(自責4)と乱れ、7月初黒星(3勝)。チームも7月初の連敗となり7カードぶりの負け越しとなった。首位・巨人とのゲーム差は2・5に広がった。

 いるはずのところに、メッセンジャーはいなかった。2回2死満塁。菊池が放った右前打を捕球した福留は、素早く本塁へ。生還を狙った二走・木村との競走。タイミング的には間一髪アウトか―と思われたが、白球は鶴岡の足もとをすり抜け(記録は鶴岡の失策)、バックネットに到達した。だが、これを見て一走・会沢も本塁へ。三本間で呆然とする助っ投。結果的に走者一掃となり主導権を完全に握られた。

 もし、右腕がバックアップに入っていれば確実に防げたであろう1点だ。「2点差と3点差では全然違う」と和田監督に言わしめた1シーン。1―3のはずが1―4になり、その後の試合展開、選手起用にも大きく影響を及ぼしたことは否めない。

 試合後、助っ人右腕は周囲を囲む報道陣に「ノーサンキュー」とだけ言うと、チームバスへ乗り込んだ。短く言い残した言葉に“怠慢”への悔恨、5失点への怒り、敗北への責任、逆襲への決意…すべてがこもっていた。

 1点リードの2回、キラ、田中、木村に3連打を浴びて無死満塁。会沢には押し出し死球を当て同点に。一瞬、球場が騒然となる中、福井、堂林はきっちりと打ち取った。ましてや菊池は1打席目に見逃し三振に斬っている。ひと安心―。自身もそう思った矢先の3失点だった。

 「先発として長いイニングを投げることができず、申し訳ない」

 試合中に広報を通じて発された言葉からも、悔しさがにじみ出る。相手先発は福井で、実績から見ても明らかにメッセンジャーに分があるマッチメーク。加えて、今季3連勝中、昨季から7連勝中だった大好きな7月に喫した黒星。それは同時に、6月26~28日中日戦(甲子園)以来、7カードぶりの負け越しを決定する1敗でもあった。

 マツダスタジアムでは、4月17日にも先発し、6回6失点(自責5)で負け投手になっている。約3カ月の時を経て、悪夢は繰り返された。これで首位・巨人とは2・5ゲーム差に広がった。夏の長期ロードに出る前に少しでも差を詰めておきたいところだったが、逆に3位・広島との差が0・5に縮まった。29日からはヤクルト、DeNAの下位球団との甲子園6連戦。取りこぼしが許されない。右腕も8月2日DeNA戦に出陣予定。7月ラスト登板で味わった悔しさは、勝負の8月を勝ち抜く力に変える。

 ≪2年ぶり7月負け投手≫メッセンジャー(神)が5回途中5失点で今季8敗目。6月21日楽天戦以来の黒星で、連勝は3でストップした。7月の負け投手は12年7月25日の中日戦以来2年ぶり。同月は10年の来日からこの試合の前まで、通算21試合で13勝3敗と得意にしており、13年からは9試合(先発8試合)で7連勝中だった。

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