大瀬良 初登板初白星スルリ…痛恨バレ被弾に反省

[ 2014年4月3日 05:30 ]

<広・ヤ>6回、バレンティンに同点2ランを打たれガックリの大瀬良

セ・リーグ 広島4―3ヤクルト

(4月2日 マツダ)
 広島・大瀬良のプロ初登板初白星がスルリと逃げた。ヤクルト戦で7回116球を投げ、5安打2失点の力投。降板直後に勝ち越し、勝利投手の権利を得たものの、守護神・ミコライオがまさかの救援失敗だ。その瞬間、ベンチで苦笑いを浮かべていた。

 「状態は日増しに上がっている感じがあった。野手の方に守りで助けてもらい、粘り強く投げることができてよかった」

 バレンティンへの投球は見事だった。初回2死一塁。144キロの外角直球と、99キロカーブのコンビネーションで幻惑させ、最後は145キロ直球で三ゴロ。4回1死一塁でも、直球とカーブの緩急で三ゴロに仕留めた。

 「オープン戦などと比べ、きょうは真っすぐ、変化球ともに感覚がよかった。一発の場面は、甘く行ってはいけないと思っていたんですが…」

 5回まで散発3安打に抑え、二塁させ踏ませない快投。だが、6回に落とし穴が待っていた。2死一塁で、翻弄(ほんろう)していたはずの昨年の本塁打王に直球を3球続け、甘い142キロを右中間席へ運ばれる。痛恨の初被弾。プロの厳しさを体感した一瞬だった。

 ほぼ手中に収めながらスルリと逃げた初白星。幸運にこそ恵まれなかったが、その力投は今季への期待感を増幅させたと言っていい。この日の直球の最速は終盤7回、2死から西浦への3球目に計測した148キロ。余力を残す投球が頼もしい。

 「よく投げたと思う。イケルというところを見せてくれた」。野村監督は右腕の力投をそう称えた。スタンドでは故郷の長崎から駆けつけた家族ら約30人が観戦。初白星を贈ることはできなかったが、116球が色あせることはない。次回登板を待とう。

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