大谷 高卒新人交流戦史上初のマルチ安打も8連敗

[ 2013年5月15日 06:00 ]

<中・日>2回1死、左翼へ二塁打を放つ日本ハム・大谷

交流戦 日本ハム4-5中日

(5月14日 ナゴヤD)
 交流戦開幕戦で日本ハム・大谷が史上初となる高卒新人マルチ安打を記録したが、チームは逆転負けで8連敗。「何とか勝ちたいし、切り替えたい」。自身が1軍に昇格した4日西武戦(西武ドーム)以来、黒星が続いている。

 2回に左越え二塁打、6回も中前打を放った。守備でも3回、井端の右邪飛をフェンスに激突しながら好捕。しかし、6回2死一塁では山崎のフェンス直撃の大飛球にジャンプしたが届かず、一塁走者・井端の生還を許した。「予想以上に伸びた。判断が遅れた」。大谷は反省するが、栗山監督は「あそこは勝負しないといけない」とかばった。

 15日は鎌ケ谷の2軍施設へ移動し、16日のイースタン・リーグ西武戦(鎌ケ谷)登板に向けて調整する。ベンチ入りの野手が1人少なくなる苦しい状況だが、気持ちを切り替えて「投手・大谷」に専念する。

 ≪大谷が初めて≫大谷(日)が交流戦初出場で2安打。高卒新人野手で交流戦に出場したのは06年炭谷(西)、09年大田(巨)、12年高橋周(中)に次ぎ4人目。安打は炭谷、高橋周に次ぐ3人目で、交流戦初打席安打、1試合2安打以上をマークしたのはともに大谷が初めて。

 ▼日本ハム・大塚外野守備走塁コーチ(6回の大谷の守備について)長年外野を守っている人でも難しい判断。一塁走者を還してはいけないプレーだったが、中途半端な指示でそれを言ってあげられなかった。こういうプレーもあると分かってもらえれば。

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