サーベラス 西武HD株1/3超確保へ 買い増し進めば実質的経営支配に

[ 2013年5月15日 06:00 ]

 西武ホールディングス(HD)株の株式公開買い付け(TOB)を実施中の米投資会社サーベラスが、株主総会で特別決議に対する拒否権を握る3分の1超の株式(議決権ベース)を確保する見通しであることが14日、分かった。

 ただサーベラスが取得上限としていた44・67%には届かない見込み。サーベラスは現在、西武HD株の32・44%を保有する筆頭株主。株買い増しにより、合併や売却を選択肢として提案している西武球団の問題など重要議案を拒否できる株主になる。14日に記者会見した西武HDの後藤高志社長は、サーベラスの狙いは「実質的な経営支配」と、あらためて反対を表明。同時に西武球団の2013年3月期決算について、営業利益が過去最高の約6億5000万円だったと発表した。前期比約5億円増で、球団単体として2期連続の黒字。居郷肇球団社長は「引き続き健全な球団運営に努める」などと球団を通じてコメントした。TOBの期限は17日。関係者によると、約13%を占める個人株主にはTOBに応じる投資家も多く、サーベラスの保有株式は30%台後半から40%程度に増える見込みだ。期限までにさらに増える可能性もある。

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