竜に不協和音…高木監督 井端と衝突 中継プレーめぐり騒然

[ 2013年5月15日 06:00 ]

<中・日>7回1死一、三塁 クラークの中犠飛で勝ち越した場面での中日の高木監督(右)と井端

交流戦 中日5-4日本ハム

(5月14日 ナゴヤD)
 モリミチ竜に不協和音だ。中日ベンチが騒然となったのは、7回表終了後。2死二塁から4―4の同点に追い付かれた稲葉の中前適時打の中継プレーをめぐり、高木監督と井端が衝突した。

 注意された井端が不服そうに帽子を脱ぎ捨てベンチ裏に消えると、それを鬼の形相の指揮官が追い掛けた。小田ら選手数人が慌てて止めに向かう光景がテレビに映し出された。

 「指摘をしただけのことや。どのプレー?そんなことは言わない」

 会見では多くを語らなかった高木監督だが、問題となったのは中堅左への稲葉の安打の処理について。本来は一塁手のクラークが中継に入るプレーだったが、入るのが遅れた。「それなら(遊撃手の)井端が入れたんじゃないかという監督の指摘だった。ただ、ウチのフォーメーションではクラークが入るケース。井端の判断も合っている」と渡辺内野守備走塁コーチは説明した。

 井端にしてみれば、とんだとばっちり。試合後は「クラークが入れないので、僕が入らないといけなかった」と冷静に話したが、球界屈指の名手、さらに侍ジャパンでもチームをけん引したプライドもある。高木監督は昨季も、権藤前投手コーチとベンチ内で口論する姿がテレビに映し出され「70代バトル」と話題になった。攻守の要の選手と指揮官との間に遺恨が残るようなことがあれば一大事だ。

 逆転勝利を飾ったにもかかわらず、試合後は緊急ミーティングが開かれた。高木監督はこの日も3安打し、守備走塁でも奮闘しているルナを引き合いに出し「あのプレーぶりをみんなも見習わないといかんでしょ」と奮起を促したというが、5位に沈むチーム状況の中、選手との意思疎通が心配だ。

 6回途中で降板した先発のカブレラについても「真っすぐばかりで、塁に出たら走られる。今のままじゃ試合に出せん」とバッサリ斬り捨てた。波に乗れないモリミチ竜。また不安要素が浮き彫りになった。

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