今年は違う?DeNA しぶとく土壇場9回追いついた

[ 2013年3月22日 06:00 ]

<D・巨>7回2死一、三塁、右越え3ランを放ったDeNA・荒波(右)はラミレスとポーズを決める

オープン戦 DeNA5―5巨人

(3月21日 横浜)
 荒波の打球が中堅手の頭上を高々と越えた。1点を追う9回2死三塁。土壇場で同点に追いついた。だが、DeNA・中畑監督の表情は何とも複雑だった。オープン戦で1試合だけ組まれた巨人戦。前日から「自分の尻も叩いて、勝ちにいく!」と必勝宣言していた試合は、ドローに終わった。

 「惜しかったっていうか…。でも、諦めずに最後に追いついた。少しはジャイアンツに、嫌だなというのを与えられ…なかったかな?」。監督就任1年目の昨季は、古巣の巨人に4勝17敗3分け。今年は違う。その姿をファンに、相手に見せるために、中畑監督は必死に白星を取りにいった。

 3点リードの8回。4番手の藤江が1死一、三塁のピンチを招くと、指揮官は代打の左打者・石井に対して左腕の佐藤をワンポイントで投入した。「あそこは実戦をイメージした継投」。佐藤が石井を空振り三振に仕留めると、今度は新人・三嶋をマウンドへ。ドラフト2位右腕は150キロ直球を5球続け、代打・矢野を一ゴロに仕留めた。

 9回、ソーサが3点を失って逆転された。昨季までの巨人戦なら、この時点でジ・エンドだったかもしれない。だが追いついた。9回の同点二塁打に加え、7回2死一、三塁でも右翼へ勝ち越し3ランを放ち、4打点を稼いだ荒波は「下半身を使って、軸を崩されずに振れているのが大きい」。昨季は141試合で1本塁打。これで早くもオープン戦3発目だ。持ち味のスピードを殺さないよう、78キロの体重をキープしながら、オフには下半身を徹底的に鍛えた成果が出ている。

 「ハイ、勝ちたかったです!」。試合後、中畑監督は悔しさを隠し、そう明るく話した。本番での対決は4月2日から。本拠地に宿敵を迎える3連戦で、今度こそ真価を発揮してみせる。

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