4年後も侍!ソフトB内川 マルチ安打で再出発

[ 2013年3月22日 06:00 ]

<ソ・ロ>5回1死三塁、中犠飛を放った本多(右)を迎えるソフトバンク・内川

オープン戦 ソフトバンク3―2ロッテ

(3月21日 ヤフオクD)
 驚くほど穏やかな表情だった。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝のプエルトリコ戦で重盗を失敗し、人目もはばからず、涙したサンフランシスコの夜から3日。球団広報はWBC関連の質問は遠慮するよう報道陣に通達したが、ソフトバンク・内川は構わず口を開いた。

 「いつまでも落ち込んでいられない。もう一回、4年後、チャンスがあるのならば、悔しい気持ちを取り返しに行きたい。その機会をつくるために、もっともっと頑張らないといけない」

 チームに合流初戦でいきなり魅せた。「3番・左翼」で先発出場。まだ時差ボケが残る中、初回はカウント1ボール2ストライクと追い込まれた中、西野の141キロ直球を右前打。4回無死一塁の第2打席では、今宮の二盗後に右前へ同点適時打を放つなど、2安打1打点の活躍だ。

 成田空港に到着した19日夕方の時点では「負けたことの整理がついていない」と口数も少なかった。20日にはツイッターに「偽者」が現れる騒動にも巻き込まれ、ヤフオクドームへ荷物整理に訪れた際の顔は、無精ひげに覆われていた。だがこの日、背番号1のユニホームを着た瞬間、急にスイッチが入った。「このユニホームを着た時、前を向いてやらないといけないと思った。ホークスのために持てるものを全て出したいと思った」。ホークスのユニホームが、WBCの悪夢を振り払ってくれた。

 「ウッチーは良かった。ちゃんと結果を出したね。(WBCの失敗は)もう、終わったこと。はい次、はい次の世界なんだよ」と秋山監督。29日の楽天との開幕戦(ヤフオクドーム)も3番・左翼でスタメン出場する。

 「きょう、ぐっすり寝られれば(時差ボケは)大丈夫。やっぱり、日本はいいです」

 内川は折れそうだった心を完全に立て直した。4年後のWBC出場という大目標へ向け、まずはチームで結果を出し続ける覚悟だ。

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