神宮で19年「1番、センター苫篠」!息子の諒太1安打

[ 2012年7月19日 06:00 ]

<東亜学園・明星>8回1死二塁、蓑原の左前打の間に東亜学園の二塁走者・笘篠が三塁を蹴る

西東京大会4回戦 東亜学園8―1明星

(7月18日 神宮)
 第94回全国高校野球選手権大会(8月8日から15日間、甲子園)の地方大会は、32大会で199試合が行われた。西東京大会では、ヤクルトなどで活躍した笘篠賢治氏(45)の長男・諒太外野手(3年)が東亜学園の「1番・中堅」として明星戦に出場。親子2代で神宮球場での安打を記録し、チームを8強進出に導いた。千葉大会では野球部OBにお笑い芸人の小島よしお(31)がいる稲毛が東京学館船橋を下した。19日は30大会で153試合が行われる。

 19年ぶりに神宮球場に懐かしいアナウンスが響く。「1番、センター、笘篠」。ヤクルトでプレーしていた父・賢治氏が最後に本拠地で「1番・中堅」としてスタメン出場したのは、93年10月15日の広島戦。あれから6851日。笘篠諒太が東亜学園の1番として、神宮の打席に立った。

 「最初は少し緊張しましたけど、やっぱりうれしかったですね。父と同じように出られたので」

 気負いは力みにつながった。初回の第1打席から3打席連続で内野ゴロに倒れ、第4打席では空振り三振。「監督やコーチが三振をしても使ってくれたので、何とか応えたかった」と、8回の第5打席で中前にクリーンヒットを運び、胸をなで下ろした。

 幼少時に神宮で父とキャッチボールをした。悪送球が新井(現阪神)のお尻に当たったことを覚えている。「新井選手はその試合でホームランを打ったんです」。東練馬シニア時代に神宮で試合をしたことはあったが、守備固めでの出場だった。「プロでも使っている球場。スコアボードが一番目に入りました」と感激しながらプレーした。

 スタンドで観戦した賢治氏は「1番・笘篠」のスコアボードをビデオカメラに収めた。「何か不思議ですね。プロ時代には兄(元西武の誠治氏)とオープン戦でスタメン対決をしたので、これで笘篠は3人目ですね」と、当時を回想しながら息子を見守った。

 23年ぶりの甲子園を狙うチームは8強進出。「ここまで来たら甲子園に行きたい」と諒太。父・賢治氏は上宮時代に聖地の土を踏んでいる。神宮の次は甲子園。再び偉大な父の背中を追う。

 ▼笘篠の母・美和子さん(タレント松本典子) 神宮でのプレーは本人も目標にしていたので、私もうれしいです。いつも通りに仲間たちと長く野球をやってくれれば。

 ◆笘篠 諒太(とましの・りょうた)1994年(平6)9月28日、群馬県生まれの17歳。小4から「田柄ボーイズ」で野球を始める。田柄中では東練馬シニアに所属し、3年時に関東大会準優勝。50メートル6秒0、遠投90メートル。1メートル78、70キロ。左投げ左打ち。

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