沢村 今季最速154キロも…悔しい6回2失点

[ 2012年7月19日 06:00 ]

<神・巨>巨人・沢村は154キロを出す力投

セ・リーグ 巨人2-2阪神

(7月18日 甲子園)
 巨人・沢村の口から出たのは、反省の言葉だった。帰りのバスへ向かうベンチ裏通路。今季自己最速の154キロをマークするなど6回7安打2失点。最低限の役目は果たしたが、悔しさを押し殺すように眉間にしわを寄せた。

 「球数が多かった。ピッチャー有利のカウントで、勝負球を決められなかった。その中で追いついてくれた野手の皆さんに感謝しています」

 3回。1死一塁から鳥谷、新井、金本の3連打で2点を失った。鳥谷には1ボール2ストライク、続く2人にも1ストライクから痛打された。投手有利の場面で制球が乱れた。川口投手総合コーチも「だいたい(のコース)で放ってるから。今後の課題」と指摘した。

 精神面では発想の転換に取り組んでいる。もともと責任感の強い性格。「勝っても3安打打たれたら、なんで打たれたと考えてしまっていた」。それが6月下旬の広島遠征中に内海、杉内、山口と食事に出かけ、野球談議に花を咲かせたことで変わった。「自分一人でやっているわけではない。チームでやっている。勝てばいいや、と」。プラスの面にも目を向けるようになった。

 その沢村には大役が託されそうだ。球宴後の初戦、25日のDeNA戦(東京ドーム)の先発が濃厚。川口コーチは沢村が7勝目を挙げた12日の広島戦(同)後「今、元気なのは沢村だけ。夏場に期待してますよ」とキーマンに指名。内海、杉内がそろって球宴出場する中、右腕はしっかりと調整できる利点もある。

 引き分けに持ち込み、前半戦最後の9連戦を5勝2敗2分け。4月22日には最大借金7まで膨らみながら、貯金20で前半戦を終えた。原監督は「悪い数字ではないと思います」と淡々と話した。後半戦もこの勢いを持続させる。その大事な最初のマウンドに沢村が上がる。

 ≪V確率100%≫巨人は阪神と引き分け。2位中日が勝ったため4・5ゲーム差で前半戦を終了した。巨人が2位に4・5ゲーム差以上をつけて首位ターンするのは02年(4・5ゲーム)以来10年ぶり18度目で、過去17度は全て優勝している。

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