高城 同一カード3連勝呼んだ!球団23年ぶり高卒新人マスク

[ 2012年7月19日 06:00 ]

<D・ヤ>好リードで投手陣を引っ張ったDeNA・高城

セ・リーグ DeNA4-0ヤクルト

(7月18日 横浜)
 再三のピンチもつないで、しのいだ。12安打を浴びながら小刻みな継投での完封劇。今季初の同一カード3連勝で前半戦を締めたDeNAの中畑監督は、「前半戦最後だし、投手陣は総動員だと決めていた。継投で守りきる、ウチらしい戦いができた」と満足そうに振り返った。

 球団では15年ぶりの7投手による完封リレー。立役者はプロ初出場の女房役・高城だった。高卒ルーキーのスタメンマスクは89年の谷繁(現中日)以来23年ぶりも、落ち着いてリード。「テンポを常に考えている」と捕球したらすぐに返球してサインを出し、先発・小林太をリズムに乗せた。

 指揮官が「常にどんな打者にも攻め込んでいた」と称えたように、長距離砲にも強気に内角を要求。2回、先頭・バレンティンをシュートで三飛に仕留めると4回2死満塁、ミレッジにも2ボール1ストライクから内角シュートのサインを出した。完璧に捉えられたが「持ち球、カウントを考えればシュート。三塁線に少し寄った」という三塁・中村がダイビングキャッチ。超美技にも救われ、高城は「外国人に内角を攻めるのはめちゃくちゃ怖かった。打ち取れて良かった。守備は楽しかった」と振り返った。

 6回2死三塁を切り抜けた菊地まで3投手を巧みにリード。打撃は結果が出ずに6回で交代したが、中畑監督は「起爆剤にという期待を込めて使ったけど、ルーキーとは思えない落ち着きがあった。リード面は完璧。守備は合格点」と称えた。三浦、中村、ラミレスらベテラン頼みだったチームに登場した新星が、後半戦の巻き返しのカンフル剤となるか。

 ◆高城 俊人(たかじょう・しゅうと)1993年(平5)5月3日、福岡県生まれの19歳。ボーイズリーグ・粕屋フェニックスでは中3時、日本代表に選ばれ世界大会優勝。九州国際大付では甲子園に3度出場し、昨年の春夏の甲子園で通算22打数13安打、打率・591。高校通算21本塁打。昨秋ドラフト2位でDeNAに入団。1メートル76、80キロ。右投げ右打ち。

 ≪チーム15年ぶり≫DeNAが今季初の同一カード3連戦3連勝。チームが前半戦を白星で終えるのは、07年以来5年ぶりだ。この日は7投手でヤクルト打線を完封。7人以上の継投完封勝利は、10年7月20日の横浜戦で、中日のネルソン―清水昭―高橋―浅尾―河原―岩瀬―平井(計7人)が1―0完封を挙げて以来。チームでは、97年9月6日の阪神戦で、野村―西―佐々木―福盛―島田―河原―五十嵐の7人が1―0に抑えて以来15年ぶりとなった。

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