石井一“開幕”!渡辺監督に150勝目プレゼント

[ 2010年4月1日 06:00 ]

<西・ソ>勝利投手の石井一(左)は渡辺監督と握手を交わす

 【西武9-3ソフトバンク】西武の石井一は待ちに待った自身の開幕戦で、狙っていたお立ち台に上がった。ファンに向けての一言を振られると、ニヤリとしながら「私事ですけど、犬を飼いました。名前はペロです。結構ビビッときた。性別?トイプードルのメスです」と爆笑を誘った。

 パ・リーグ開幕から11日遅れての今季初登板。涌井、帆足、岸がそれぞれ2度の先発をこなした後に、日本球界15年目のベテランに出番が回ってきた。「みんな1発目は難しい。闘争心を出していこうと思いました」と振り返ったように、キャンプ後からの調整は簡単ではなかった。2度の2軍戦登板ではともに失点を喫した。初登板前には「やっぱりアドレナリンが足りなかった。うまく試合に入っていければいいですけど…」と不安も口にしたほどだった。

 それでもそんな心配は杞憂(きゆう)だった。「ゲン担ぎは全くしない」がいつも通りに半袖姿でマウンドに上がれば、自然とスイッチは切り替わった。初回、4回と相手に先行を許したが、味方打線の援護をもらうと、2併殺を奪うなど8回まで6安打3失点。「点を取られていつもそこから淡泊になるんですけど、抑えて勝とうという欲が出ました」。序盤は直球の逆球が目立ったが、尻上がりに制球も良くなった。

 チームは今季初の2連勝で、監督通算150勝目を挙げた渡辺監督は「一久は逆転した後も守りに入らず、攻めの投球をしてくれた」と称えた。

 「今年は欲を出そうと思っているんです」と石井一は真剣な表情で言った。8回を終えて116球。9回のマウンドへの欲はなかったのか…。こんな問いかけには「なかったですね」。9月に37歳になる石井一が、らしさ全開の好スタートを切った。

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