雨で支えきれない…弱音吐かない右腕「難しかった」

[ 2010年4月1日 16:35 ]

日大三に敗れグラウンドを引き揚げる広陵先発の有原(中央)

 【広陵8―14日大三】広陵は雨に泣いた。同点の七回、丸子が勝ち越しのソロを放った。この試合、3度目のリードだった。しかし八回、まさかの10失点。降り続く雨が、エース有原を苦しめた。

 1死一、二塁で三塁線に転がされたバントの打球を有原が捕球した。だが、一塁に送球しようとした瞬間、足元がわずかに滑った。悪送球となり、ボールがファウルゾーンを転々とする間に同点とされた(記録はバント安打と失策)。続く代打清水に2点勝ち越し打を許し、有原は「流れを止められなかった」とうつむいた。
 身長186センチ、体重90キロの大きな体を力強く使って投げる有原にとって、雨で軟弱になったマウンドでは巨体を支え切れない。八回は途中で降板し、なかなか弱音を吐かないエースも「ぬかるんで難しかったし、変化球の制球が定まらなくなった」とつぶやいた。
 一方で中井監督は「弱いから負けた。雨はお互いさま」と潔かった。むしろ9点を追う九回に、あきらめず4点を返した教え子たちに誇らしげだった。「意地を見せてくれた。夏に向けてたくさん宿題をもらった」。春の4試合は必ず夏に生きてくるだろう。

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