デントナ 成長見せた先制弾!燕4連勝

[ 2010年4月1日 06:00 ]

<ヤ・中>ベンチでお立ち台に上がるデントナ(右)に声をかけるガイエル

 【ヤクルト9-5中日】打ったヤクルトのデントナ本人が驚いた。初回1死一、三塁からの先制弾。捕手・谷繁のミットは地面についていた。「打つべき球ではなかった」というほど低く来たボール球だ。それを完ぺきに左中間席へ。4番の一打には今のヤクルトの強さが凝縮されていた。

 「日本の投手がどういう攻め方をするか、アイデアを持ってゲームに臨んでいる。うまくバットに乗せられたね」

 この回。1死三塁から青木の三ゴロで、三塁走者・田中が飛び出しかけて戻った。つられた三塁手・森野がタッチにいってセーフ。2死三塁となるはずが、1死一、三塁となった。マウンドには左腕・小笠原。ここでデントナの頭の中は整理されていた。中日は併殺狙いの守備態勢。必ずゴロを打たせにくる。となれば低めのチェンジアップしかない。4球目は狙い通りの球。ただ、かなり低かっただけだ。

 「どういう球が来るか分かっているから打てたんだ。去年なら強引にいって空振りか、引っかけていた球。考えが打席で生きてる」とは淡口打撃コーチ。来日2年目の成長がそこにある。左ひざの手術明けだった昨年は状態が悪く、日本の投手の攻め方もつかみ切れなかった。「でも、1年やって理解できた」。左ひざも全快。外角に届かなかった広いスタンスを狭くし、バランスも良くなった。その上、投手の投げる球が分かるのだから、4回の2ランで5打点も必然の結果。館山を援護してチームを乗せた。

 今季2度目の1試合2発で、開幕5戦4発11打点。巨人、中日に勝ち越して4連勝の主役は、間違いなくデントナだ。「走り方が違うでしょ」。高田監督は笑って言ったが、一番違うのは頭の中だった。

 ▼ヤクルト館山(3被弾も今季初勝利)開幕前日に僕のためにシート打撃をしてくれた野手に感謝したい。

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