巨人・菅野 村上54号含む3発被弾も7回を自責3、8勝目の権利得て降板 引き分け以下でV逸決定

[ 2022年9月13日 21:14 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2022年9月13日    神宮 )

<ヤ・巨>力投する菅野(撮影・村上 大輔)
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 巨人のエース、菅野智之投手(32)がヤクルト戦(神宮)に先発登板。7回6安打4失点(自責3)で8月23日の中日戦(東京D)以来3試合ぶりとなる今季8勝目の権利を得て降板した。

 前回登板した6日のDeNA戦(東京D)では今季最多の135球を投げて9回5安打1失点と好投したが、打線の援護に恵まれず。チームはプロ初のイニングまたぎとなった新人守護神・大勢が延長11回、佐野に決勝ソロを被弾して1―2で敗れている。

 今季初めて9回を投げたDeNA戦から中6日でのマウンドは、引き分けでも2年連続のV逸が決定する一戦。だが初回、いきなり塩見に対して真ん中に入った146キロ直球を左翼スタンドに運ばれ、先頭打者初球アーチ被弾で先制点を献上した。菅野が初回先頭打者初球アーチを被弾するのは2014年4月16日のヤクルト戦(神宮)で山田に浴びて以来8年ぶり2度目。不安な立ち上がりとなった。

 だが、味方打線が一発攻勢で大量援護した。2回に岡本和の10戦ぶりとなる26号ソロで追いつくと、4回には岡本和の2打席連発となる27号ソロで勝ち越し、ウォーカーも23号ソロ。5回には丸の適時二塁打の後で中田に21号3ランも飛び出した。4回には試合前まで今季対戦打率・111(9打数1安打)&通算対戦打率・216(37打数8安打)で本塁打ゼロだった村上に真ん中高め直球を右翼スタンド上段へ運ばれたが、岡本和の適時失策で1点を失った6回はなおも続いた2死二、三塁ではサンタナを外角低めへの151キロ直球で見逃し三振に仕留めてこの回を最少失点で切り抜けた。

 7回には塩見にこの試合2本目となる16号ソロを浴びたが、直後の8回に味方打線が1点もぎ取り、8―4。8回のマウンドには2番手右腕・鍵谷が上がり、菅野は降板となった。

 菅野の投球内容は7回で打者29人に対して116球を投げ、6安打4失点(自責3)。6三振を奪い、与えた四球は1つ、直球のMAXは151キロだった。

 ▼菅野 プレーボール直後に本塁打を打たれたのは反省です。野手が点を取ってくれたので連打だけは打たれないように、テンポ良く投げることを意識していきました。本塁打は打たれましたが、ある程度良い投球はできたと思います。

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