阪神、大山&佐藤輝の“不敗神話”で快勝!アベック打点これで18連勝、さあ広島と勝負の3位攻防戦へ

[ 2022年9月13日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神6―2中日 ( 2022年9月12日    甲子園 )

<神・中>7回1死一、二塁、適時打を放ちポーズを決める佐藤輝(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 Aクラス死守へ不敗神話は健在だ!阪神は12日の中日戦で、大山悠輔内野手(27)が同点打、佐藤輝明内野手(23)が追加点を挙げ、6―2で勝利した。ダブル主砲がそろって打点を記録した試合は、これで18連勝。チームは2連勝で今季の同カード最終戦で3年連続の勝ち越しを決めた。13日からは2ゲーム差のリーグ4位・広島と2連戦に臨む。

 大山と佐藤輝の2人が打てば負けない。シーズン最終盤にさしかかって、やや失速気味のチームにおいても、吉兆のデータは健在だった。大砲コンビがアベック打点だと4月22日のヤクルト戦からは18連勝。まず初回。1死一、二塁で大山が右前へ同点適時打。柳の内角直球に詰まりながらも力と技で打ち返した。

 「才木が頑張って投げてくれていた。なんとか早い段階で追いつきたいと思っていた。追い込まれていたが、しっかり振り切ることができた」

 今季の打点を82に伸ばす一打で、チームは同点に追いついた。

 佐藤輝は2点優勢の7回に、3番手の祖父江から貴重な追加点となる左前適時打を放った。6回の左前打と同じように、逆方向に運んだ。初回は2死一、二塁、3回は2死満塁で凡退していたものの、気落ちせずに「いいメンタルで打席に入れた。落ち着いて、集中して、打席に立てた」とやり返した。

 2試合連続で打点を挙げ今季78打点。「残り試合が少ない。最後にしっかり勝つということを目標にしているので、良かったかなと思う」。主軸の働きに胸を張った。

 塁上では、両手を広げて喜んだ。今までにない珍しいポーズは、試合前にチームの約束事になっていた。佐藤輝が明かす。「ピンキーガッツ!熊谷さんが試合前の声出しでやりましょうと。チームとしていっぱいできたのですごくうれしい」。井上ヘッドコーチは現役時代、ピンク色の用具を身につけていたことから「ピンキー」の愛称があった。そのポーズを“パクった”わけだが、残り10試合を迎えても、首脳陣をいじれるほど明るい雰囲気があるのは好材料。中日に2連勝をして今季のカード勝ち越しを決めた。13日からは広島と2連戦。勢い十分の矢野阪神がクライマックスシリーズ(CS)進出をかけて勝負の“3位攻防戦”に臨む。(倉世古 洋平)

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月13日のニュース