巨人・湯浅は天国から地獄 代走で2球連続二盗&三盗、本塁生還 9回エラーの後で村上55号3ラン

[ 2022年9月13日 22:47 ]

セ・リーグ   巨人9―7ヤクルト ( 2022年9月13日    神宮 )

<ヤ・巨>8回、三盗を決める湯浅(撮影・尾崎 有希)
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 巨人の湯浅大内野手(22)にとっては、悲喜こもごもが交錯する複雑なヤクルト戦の勝利となった。

 8回1死から中前打で出塁した2番・坂本の代走として途中出場。3番・丸の初球に二盗、2球目に三盗を立て続けに決めると、丸の右前適時打で本塁生還を果たしてチームに貴重な8点目をもたらした。俊足を生かし、あっという間のホームイン。大きな大きな1点となった。

 そのまま坂本の代わりに遊撃の守備についた湯浅。だが、9―4で迎えた9回だった。湯浅にとって同学年でもあるドラフト1位守護神・大勢がセーブ機会ではない5点リードで4番手としてマウンドへ。大勢は先頭の代打・宮本に中前打された。そして、1死一塁の場面で湯浅は山崎の遊ゴロを後逸するエラー。大勢は山田をフォークボールで空振り三振に打ち取ったが、2死一、二塁から大勢にとっても湯浅にとっても同学年にあたる相手主砲・村上に1964年王貞治(巨人)に並んで日本人最多となる55号3ランを被弾した。大勢は後続を打ち取ってそれ以上得点は許さず、チームは勝利にこぎ着けた。

 だが、湯浅の失策がなければ村上に打席が回っていないため、大勢は1回2安打3失点だが自責ゼロ。湯浅は2球連続で二盗、三盗を決めたシーンについて「積極的にいこうと思っていていいスタートが切れました。三盗に関しては、どうしても1点が欲しい場面だったので隙があったら狙おうと思っていました。丸さんのヒットで生還できたので結果的にいいスチールになってよかったです」と試合後にコメントを出していたが、湯浅にとっても痛恨の被弾となった。

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2022年9月13日のニュース