巨人V逸確定回避! 原監督、逆転CSへ攻守に執念采配 ヤクルトとの8発空中戦制して虎と1差!

[ 2022年9月13日 21:48 ]

セ・リーグ   巨人9―7ヤクルト ( 2022年9月13日    神宮 )

<ヤ・巨>力投する菅野(撮影・尾崎 有希)
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 5位の巨人は両軍合わせて8本塁打が飛び交った首位ヤクルトとの空中戦を制して2連勝。引き分けでも2年連続V逸が決まる一戦でそれを回避し、逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出に執念を見せた。5位脱出はならなかったが、巨人の試合後に敗れたCS進出圏内の3位・阪神とは1ゲーム差に詰めている。

 大事な一戦で先発マウンドに上がったエース菅野が塩見に初回先頭打者初球アーチを被弾していきなり先制点を献上。菅野が初回先頭打者初球アーチを被弾するのは2014年4月16日のヤクルト戦(神宮)で山田に浴びて以来8年ぶり2度目と不安な立ち上がりとなったが、打線が一発攻勢であっという間にひっくり返した。

 0―1で迎えた2回に岡本和の10戦ぶり26号ソロで追いつくと、4回には岡本和に今季初の2打席連発となる27号ソロが出て勝ち越し、ウォーカーも23号ソロ。5回には丸の適時二塁打の後で中田に21号3ランも飛び出して7―2と5点リードを奪った。

 菅野は4回、村上に54号ソロを被弾。6回に岡本和の適時失策で1点失った後、7回には塩見にこの試合2本目となる16号ソロを浴びて7―4と3点差に迫られた。だが、直後の8回、1死から坂本がこの日2安打目となる中前打で出塁。代走・湯浅が続く丸の打席で1球目に二盗、2球目には三盗と立て続けに決め、丸の右前適時打で貴重な追加点となるホームを踏んだ。

 原監督は8―4で迎えた8回には先頭の右打者・山田に対して2番手右腕・鍵谷を投入。内野安打で出塁を許すと、続く左打者・村上には3番手左腕・高梨を出して中飛に打ち取った。高梨はそのまま続投。右打者のオスナとサンタナに四球を与えて2死満塁のピンチを招いたが、得点は許さなかった。9回には敵失も絡んで1点追加。ラストの9回はセーブ機会ではない5点リードにも関わらず守護神・大勢をマウンドに送った。大勢は村上に日本選手最多タイとなる55号3ランを被弾したが、逆転は許さず最後は逃げ切った。

 菅野は7回6安打4失点(自責3)で8月23日の中日戦(東京D)以来3試合ぶりとなる今季8勝目(6敗)を挙げている。

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