大谷翔平 逆方向へ2試合連続安打、トラウト7戦連発もチーム連敗 両指揮官退場のアクシデントで騒然

[ 2022年9月13日 10:18 ]

ア・リーグ   エンゼルス4ー5ガーディアンズ ( 2022年9月12日    クリーブランド )

<ガーディアンズ・エンゼルス>8回、ダフィーの左前打で2進しポーズする大谷 (撮影・白鳥 佳樹)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は12日(日本時間13日)、敵地クリーブランドでのガーディアンズ戦に「3番・DH」で先発出場し、第4打席で2試合連続安打となる左前打を放って3打数1安打。チームは一時、マイク・トラウト外野手(31)の7試合連続となる本塁打で同点に追いつくも、7回に勝ち越しを許して連敗を喫した。

 1点を追う8回、4番手右腕・ステファンが投じた高めの直球を逆方向となる左前へはじき返した。7回には判定をめぐって両軍指揮官が退場となり、場内が騒然とする中でも冷静だった。相手先発は初対戦となった新人左腕のヒルキントンで第1打席は四球、第2打席は左飛、第3打席は中飛だった。

 試合前、フィル・ネビン監督代行は今季の大谷の残り先発を4試合の予定と発表した。監督代行は「大谷が4回投げたいと言っている。各週でそれぞれ投げる。ローテーションはアジャストする」と話した。

 既に17日(同18日)のマリナーズ戦の先発予定を発表している中でその後に3回投げるためには、日程的にいずれも中5日での登板間隔が求められる。23日(同24日)の敵地ツインズ戦、29日(同30日)本拠地アスレチックス戦、シーズン最終戦となる10月5日(同6日)の敵地アスレチックス戦の3登板が予想される。これに伴い、メジャー初の規定投球回到達にも追い風が吹いた。大谷の投球回数は現在141回で規定到達までは残り21イニング。4先発ならば1試合平均5回1/3で162投球回を上回る。すでに達した規定打席と合わせ前例のない”W規定到達”がMVP争いでも大きな追い風となることは間違いない。

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