阪神・糸井が引退会見 決断理由は「みなさんが超人って呼んでくれましたけど、もう超人ではないのかなと」

[ 2022年9月13日 14:03 ]

<糸井引退会見> 佐藤輝(右)への期待を語る糸井(撮影・大森 寛明)
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 阪神の糸井嘉男外野手(41)が13日、兵庫県西宮市内で引退発表会見を開き、今季限りで現役を引退することを表明した。

 近大から03年ドラフトで自由獲得枠として投手で日本ハムへ入団。06年途中に外野手へ転向し、09年から6年連続で打率3割をマークした。その後、オリックスを経て、16年オフに国内フリーエージェント(FA)権を行使して阪神に移籍。主軸として猛虎をけん引した。その一方、故障とも闘い続け、コンディション面で苦労を重ねながらも、懸命に体を張り続けた。

 会見冒頭のあいさつでは「昨日泣きすぎて一睡もしてないので、今日は泣きませんのでよろしくお願いします」と話し、涙なしでプロ生活19年間を回顧。現役引退を決断した理由については「みなさんが超人、超人って呼んでくれましたけど、もう超人ではないのかなと感じました」と話し、「(後輩選手に)アドバイスして、試合でホームランとか打っているのを見て、本当に心の底から自分の事のように嬉しかったんですけど、それっていうのは選手じゃないのかなと自分自身、それを感じました」と明かした。

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