ヤクルト村上 60本塁打だけじゃない、更新の期待がかかる日本記録は?

[ 2022年9月13日 22:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト7─9巨人 ( 2022年9月13日    神宮 )

<ヤ・巨>9回、55号となる3ランを放ち、ボードを手にファンの声援に応える村上(撮影・光山 貴大)
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 ヤクルトの村上宗隆内野手(22)は13日の巨人戦(神宮)で2本塁打を放ち、歴代日本選手最多となる1964年王貞治(巨人)のシーズン55本塁打に並んだ。今後は2013年にバレンティン(ヤクルト)が達成した60本塁打の日本記録更新に挑む。

 本塁打ペースは143試合換算で61本となっており、バレンティン超えの可能性は十分だ。バレンティンは4番で58本塁打している。村上はもちろん、4番で55本塁打しており、「シーズン4番最多本塁打」には、あと3本と迫っている。

 それ以外にも、13日の巨人戦でマルチ本塁打(複数本塁打)は12度目となり、日本記録となった。そして満塁本塁打は現在4本。プロ野球記録である1950年の西沢道夫(中日)の5本にあと1本と迫っている。

 打点は132打点まで伸び、13、18年にバレンティンが記録した131打点を超え、球団新記録となった。左打者のシーズン最多打点はバースが1985年に記録した134打点にあと2に迫った。シーズン最多打点は1950年の小鶴誠(松竹)の161打点。現在シーズン147打点ペースの村上がどこまで伸ばすか注目される。

 さらに出塁率も村上は.472。1986年に落合博満(ロッテ)が記録した.487がプロ野球記録だが、どこまで迫れるか。

 22歳シーズンでの最年少3冠王もかかっている。残り15試合。歴史を塗り替える戦いともなる。

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2022年9月13日のニュース