大混戦パに異状あり?ソフトが約1カ月ぶりの「1.5差首位」、西武2差、オリ2位もドローで半歩後退

[ 2022年9月13日 22:27 ]

<ソ・西>4回、中村晃の適時打で生還した二走・柳田はナインの出迎えを受ける(撮影・岡田 丈靖)
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 大混戦のパ・リーグは13日、上位4チームの直接対決で、ソフトバンクは西武に9―0で勝利、オリックスは楽天と3―3の引き分けに終わった。これでソフトバンクが2位オリックスとの差を1.5ゲーム差にジワリ広げた。

 ソフトバンクは4回2死から連続四球で一、二塁とすると、中村晃が中前へタイムリーを放ち先制。続く5回1死二塁では周東が適時二塁打で2点目を挙げた。7回、8回で7点を追加し、一方的な展開になった。先発の奥村は3回を1安打無失点に抑えて降板。2番手の森は4回、1死三塁を背負うも山川、中村を打ち取りホームは踏ませなかった。森は5、6回も続投し、今季最長の3イニングを無失点に斬った。7回はレイ、嘉弥真、8、9回は津森が無失点。11連戦中のチームを投手陣が全力で支え完封リレーとなった。

 西武は、ソフトバンク投手陣の継投に封じられた。投手陣も終盤まさかの大量失点で力尽きた。首位攻防戦で痛すぎる連敗となった。

 オリックスは2回、先頭の4番吉田正が2試合連発の17号ソロで先制。さらに4回1死では中川を一塁に置き、初球を2打席連続の18号2ラン。試合を優位に進めたが、7回、田嶋が浅村に3ラン被弾。8回以降毎回走者を許す苦しい展開も、なんとか延長12回ドローに持ち込んだ。

 楽天は6回まで田嶋に3安打無得点に抑えられていたが、7回、無死一、三塁で3番浅村が値千金の26号3ランを放ち同点に追いついた。延長12回、2死満塁のサヨナラのチャンスに代打・銀次は一ゴロに終わり、勝ち切ることはできなかった。

 首位のチームが2位に1.5ゲーム差以上をつけるのは、8月19日の首位西武と2位ソフトバンクの1.5ゲーム差以来。ここからソフトバンクが抜け出すのか、他チームが巻き返すのか。まだまだ目が離せない戦いが続く。

◇パ・リーグ上位4チーム順位(13日終了現在)
1位 ソフトバンク○ 67勝 58敗 2分け .536  ―  残16
2位 オリックス△  68勝 62敗 2分け .523 1.5差 残11
3位 西   武●  67勝 62敗 3分け .519 0.5差 残11
4位 楽   天△  64勝 61敗 3分け .512 1差  残15
※〇●△は13日の勝敗

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