岡本和真「まさか入るとは思いませんでした」10戦ぶり26号に続いて2打席連発はバックスクリーン弾

[ 2022年9月13日 18:36 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2022年9月13日    神宮 )

<ヤ・巨>2回、石川から同点ソロを放つ岡本和(撮影・光山 貴大)
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 巨人の岡本和真内野手(26)がヤクルト戦(神宮)で2回に10試合ぶりとなる26号ソロを放つと、4回には2打席連発となる27号ソロ。完全復調を印象づけた。本塁打ランキングでは同僚の丸を一気に抜いてリーグ単独2位に浮上している。

 「5番・三塁」で先発出場。エース菅野が塩見に初回先頭打者初球アーチを被弾し、0―1で迎えた2回だった。1死走者なしで入った第1打席。相手先発左腕・石川が1ボールから投じた2球目、真ん中付近にきたスライダーを逃さず、左中間スタンドに放り込んで追いついた。

 岡本和の本塁打は今季両リーグ最長の5時間28分ゲームとなった8月31日のヤクルト戦(京セラD)で2回に相手先発右腕・高梨から同点2ランを放って以来10試合ぶり。打撃不振により8月11日から8試合連続で6番に入り、同20日から5番へ。4番を外れてから放った本塁打はこれで4本目となった。

 9月9日の中日戦(東京D)では今季初、プロ通算2本目となる三塁打を放ち、10日の同戦ではチームの5安打中3安打を放つ猛打賞。10日の試合後には元木大介ヘッド兼オフェンスチーフコーチ(50)が「本塁打も出始めないと本調子じゃないし。ヒットは出るのはうれしいけど」と話していたが、ようやく待望の一発が飛び出した。

 狭い神宮球場の左中間スタンドぎりぎりに飛び込んだ10戦ぶり一発。岡本和は「先制された直後だったのでなんとか出塁しようと思っていました。まさか入るとは思いませんでした」とコメントした。

 すると、1―1で迎えた4回には再び石川を捉えた。1死走者なしで入った第2打席。今度は1ボールからの2球目、外角高めシンカーをバックスクリーンに叩き込み、勝ち越しの27号ソロとした。この回、さらにウォーカーもバックスクリーンへ23号ソロ。巨人は2点のリードを奪った。

 なお、岡本和の2打席連発は、同一試合では昨年6月12日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来で、1試合2発は昨年6月29日の広島戦(東京D)以来。試合またぎでは今年4月27日DeNA戦(横浜)の第5打席、翌28日の同戦第1打席で2打席連発を記録している。

 岡本和は2発目については「打ったのはシンカーです。同点だったので塁に出ることを考えていました。浮いてきたボールをしっかりと捉えることができました」とコメントしている。

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