巨人・原監督「なんて言ったらいいか。王さんの記録?うーん、なんて言ったらいいのかなあ」

[ 2022年9月13日 22:27 ]

セ・リーグ   巨人9―7ヤクルト ( 2022年9月13日    神宮 )

<ヤ・巨>4回、勝ち越しソロを放った岡本和を拍手で迎える原監督(撮影・村上 大輔)
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 5位の巨人は両軍合わせて8本塁打が飛び交った首位ヤクルトとの空中戦を制して2連勝。引き分けでも2年連続V逸が決まる一戦でそれを回避し、逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出に執念を見せた。5位脱出はならなかったが、巨人の試合後に敗れたCS進出圏内の3位・阪神とは1ゲーム差に詰めている。

 相手主砲・村上宗隆内野手(22)に対しては先発右腕のエース菅野が4回に右越え54号ソロ、9回には守護神・大勢が左中間スタンドへ55号3ランを被弾し、2発を献上。1964年に王貞治(巨人)が残した日本人最多となりシーズン55本塁打に並ばれた。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――リードがものを言う形になった。

 「ねえ!神宮は結構(点の取り合いで)荒れるというかね。あのう、きょうは内容はともかくとしてもね、勝てたというところが大きかったと思います」

 ――1点取られた直後に岡本和が同点ソロ、試合の流れを戻す意味でも大きな一発になったかなと思いますが。

 「いや、もう。全てね、大きな点数ですね。まあ、(先発投手の菅野)智之も、大事なゲームの初球をホームラン、あるいは点を取って“この回!”(4回)という初球にホームラン…。これは反省するところはあるでしょう。ただまあ、粘り強く放ったというところは良かったでしょうね」

 ――岡本和はきょうも2本塁打と終盤に来てだいぶ調子が上がってきたとみていいですか。

 「と思いますが。はい」

 ――2本目のバックスクリーン、見事な。

 「ですね。やっぱり得意とはしてなかったけどね、石川投手をね。打ちあぐねてた。初めてじゃないのホームランって?違うかな…OK?」

 ――村上は日本選手最多タイの55号。

 「ねえ。なんて言ったらいいか。王さんの記録?ですね。うーん、なんて言ったらいいのかなあ。まあ、ねえ。オレはやっぱり評論家じゃないからねえ。ぐっと唇をかんでいたというところでいいんじゃないでしょうか」

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2022年9月13日のニュース