パリ五輪競歩代表・池田向希、川野将虎の足元支える職人・亀井晶さん シューズの“特徴”語る

[ 2024年5月27日 16:40 ]

競歩用シューズについて説明したミズノの職人・亀井晶さん
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 パリ五輪競歩代表の池田向希(旭化成)と川野将虎(旭化成)が着用するシューズを担当するミズノのシューズ職人・亀井晶さんが27日、都内で競歩用シューズについて説明した。

 両選手のシューズは「ウエーブスペーサー」(現在は廃番)がベースとなっている。アウトソールに特別な樹脂を分割配列した「G3ソール」を採用し、軽量性とグリップ性に優れているという。

 男子20キロに出場する池田については「とにかくスピードを速く出して歩いていただくという部分に特化している。歩きのスタイルとしても非常にピッチが他の選手に比べると速い選手」と話した。

 昨年、世界選手権の20キロ競歩で15位に終わったが、2月のパリ五輪日本代表選考競技会兼日本選手権20キロ競歩で連覇し、2大会連続の五輪出場を決めた。亀井さんは「彼はハッキリしている。一貫してぶれずにいった結果かなと思っている」とシューズを変更せずに結果を残した池田を称えた。

 50キロ日本記録保持者の川野については「少しだけ厚みをプラスしている。その分だけ35キロ、50キロの長い距離でも、後半でもスタミナを蓄えられるように対応させてもらっている」と説明した。

 川野はパリ五輪で混合団体に出場する。シューズ職人は「コーチの考えで、『10キロというショートスパンにはなるが、結局また10キロ行かなきゃいけないのでスタミナはいる』となった」。従来の型を変えず、“本番”に臨む見通しとなっている。

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