幕下2枚目の生田目が新十両昇進当確!母の前で決めた「めちゃくちゃうれしい」先場所の悔しさ晴らす

[ 2024年5月27日 07:34 ]

大相撲夏場所千秋楽 ( 2024年5月26日    東京・両国国技館 )

<大相撲夏場所千秋楽>風賢央を突き出しで破った生田目(撮影・藤山 由理)
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 西幕下2枚目の生田目(22=二子山部屋)が新十両・風賢央を破って5勝目を挙げ、来場所の新十両昇進を確実とさせた。

 西十両14枚目で7敗している崖っぷちの状況の風賢央と、来場所の関取の座を懸けた“入れ替え戦”。鋭い立ち合いから激しく突っ張って先手を取り、馬力を持ち味とする相手を一気の突き押しで圧倒した。

 会心の相撲で新十両昇進を確実とさせ、土俵上で歓喜の表情。「めちゃくちゃうれしい。(涙が)出そうになった」と喜びを表した。この日は母が国技館へ観戦に訪れており「入門してから初めて母親の前で相撲を取って、それが十両に上がれる一番で勝ててよかった」と感慨を込めた。

 2カ月前の悔しさを晴らした。西幕下5枚目だった先場所、4勝2敗で迎えた千秋楽で十両下位力士との“入れ替え戦”という今回と似た状況。千代栄に土俵際逆転の突き落としで敗れ、関取昇進を逃して涙をのんだ。「悔しい思いは忘れず、でも引きずらず。実力あると言われていたので前向きに」。翌場所ですぐに結果を出した。

 29日の番付編成会議で正式に昇進が決まれば、元大関・雅山が師匠を務める二子山部屋からは狼雅(現幕内)に続く2人目の関取誕生となる。現時点で改名の話はないそうだが「いつかは師匠の名前をいただけるように」と「雅」の字を入れたしこ名への憧れの思いを口にした。

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