旭海雄が三段目優勝!日体大同期には幕内Vの大の里と新十両13勝の阿武剋「負けないように頑張りたい」

[ 2024年5月27日 06:53 ]

大相撲夏場所千秋楽 ( 2024年5月26日    東京・両国国技館 )

三段目優勝を決めた旭海雄(左)(撮影・藤山 由理)
Photo By スポニチ

 7戦全勝同士の三段目優勝決定戦は、デビュー3場所目の旭海雄(24=大島部屋)が佐田ノ輝(28=境川部屋)を破って自身初の各段優勝を果たした。

 低い立ち合いから先に攻めて左四つがっぷりに。旭海雄が相手の上手を切ってから頭をつけて前に出ていって最後は左から下手投げを打って寄り倒した。初めての優勝決定戦。満員の館内にも「雰囲気はあまり考えなかった。周りを意識せず相撲に集中した」と緊張することなく本来の力を発揮した。

 16年春に、今場所新十両の阿武剋(24=阿武松部屋)と同じ飛行機でモンゴルから来日。神奈川・旭丘高、日体大と7年間苦楽をともにした。日体大相撲部の同期には幕内で初優勝した新小結・大の里(23=二所ノ関部屋)もいた。阿武剋が十両で13勝を挙げながら惜しくも優勝に届かなかったため、日体大トリオの各段3階級制覇はならず。この日は旭丘高の学校関係者らが応援に駆けつけており、旭海雄と阿武剋はともに白星を届けた。

 日体大4年時に阿武剋は全国学生選手権、大の里は全日本選手権をそれぞれ制し、2人は幕下付け出しで初土俵。タイトルを獲れず前相撲からデビューした旭海雄は「2人の活躍はすごい。自分も負けないように頑張りたい」とスピード出世の2人に早く追いつくことを誓った。

 ◇旭海雄 蓮(きょくかいゆう・れん)本名=シャグダルスレン・ダライバートル。2000年(平12)4月4日生まれ、モンゴル出身の23歳。16年春に来日し、神奈川・新名学園旭丘高に相撲留学。2年時に全国高校選抜大会3位。3年時に関東大会無差別級3位。日体大1年時に東日本新人戦3位。2年時に東日本学生体重別135キロ以上級3位、全国学生体重別135キロ以上級3位、全日本選手権8強。4年時に全国学生選手権16強。日体大を卒業後、大島部屋に入門。23年九州場所で初土俵。1メートル82、148キロ。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年5月27日のニュース