埼玉・松田力也 トヨタ移籍最有力 SO補強狙う仏1部の複数チームも獲得候補

[ 2024年5月27日 04:00 ]

<埼玉・BL東京>ファンに手を振って場内を一周する松田(撮影・篠原岳夫)
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 ラグビー日本代表でW杯に2大会連続出場している埼玉のSO松田力也(30)が今オフに移籍することが26日までに分かった。複数の関係者によると、フランス1部リーグを含む国内外からオファーがあり、リーグワンのトヨタが最有力とされている。

 帝京大から17年にパナソニック(現埼玉)に入団し、チームをけん引してきた絶対的司令塔。昨秋のW杯フランス大会では全4試合で10番を背負い、キッカーとして20本中19本のゴールキックを決め、成功率95%をマークした。

 フランス1部リーグの移籍市場では現在、複数チームがSOをターゲットとしており、松田も獲得候補の一人に挙がっているという。一方、今季リーグ7位に低迷したトヨタはニュージーランド(NZ)代表SOボーデン・バレットが退団し、正司令塔不在。来季の巻き返しに向けた補強ポイントが合致する。NZ代表SHアーロン・スミスとのハーフ団結成となれば、他チームにとっては脅威で話題性も十分だ。埼玉も重要な戦力として全力で慰留し続けており、松田は今も熟考しているという。ただ、新たなステージで挑戦したいという思いもあり、第二のラグビー人生をスタートさせることになりそうだ。

 ◇松田 力也(まつだ・りきや)1994年(平6)5月3日生まれ、京都府出身の30歳。伏見工(現京都工学院)、帝京大から17年にパナソニック(現埼玉)へ。大学4年の16年6月カナダ戦で代表戦初出場し、通算37キャップ。W杯は19年日本大会、23年フランス大会の2大会連続出場。野球好きで憧れのアスリートは同世代の大谷翔平。趣味はコーヒーを豆からひくこと。試合前ルーティンはスパイク、キックティーを奇麗にすること。1メートル81、92キロ。

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