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【羽生結弦、語る フリー編(1)】9歳の時と同じフィニッシュ「あの時の自分と重ね合わせながら」

[ 2022年2月10日 15:55 ]

北京五輪第7日 フィギュアスケート ( 2022年2月10日    首都体育館 )

<北京五輪・フィギュア>男子フリー、演技を終え穏やかな表情の羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 14年ソチ、18年平昌と連覇を果たした羽生結弦(ANA)は、フリー188・06点の合計283・21点で4位となった。冒頭のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)は転倒したが、4回転半として世界で初めて認定された。

 【羽生結弦、語る フリー編(1)】

 ――終わった時の表情から、いろんなものを抱えて闘ってきたのが伝わった。3度目の五輪を終えた気持ちは

 「えっと、まあ、もちろん、アクセルは、たぶん今までの中で一番近かったと思いますし。今できる、羽生結弦のアクセルのベストがあれかなっていう感じもしてます。もちろん、サルコーの転倒は大きかったと思いますけど、でもなんか、なんか、それも含めてあの『天と地と』っていう物語なのかなっていう風に思いながら滑ってました」

 ――フィニッシュで手を挙げたのは6秒間だった、何を思っていたのか

 「長い(笑い)」

 「あー、そうですね。あのポーズって実は『天と地と』の『天』、『天』の意味もありますし、なんか、ある意味、自分の魂をパーンって天に送るみたいなイメージも僕の中ではあるんですけど。9歳の時に滑っていた『ロシアより愛を込めて』というプログラムの最後のポーズと同じなんですね。なんか、それをあの時の自分と重ね合わせながら、なんか、ひと言で言うのはちょっと難しいですけど、いろんな気持ちが渦巻いていたというか。まあ、でも、なんか、ある意味は、なんて言えばいいんだろう、難しいな。あそこまで、あのポーズを終えて、刀をしまうまでが、リンクをはけるまでが、自分のプログラムのストーリーだったかなって思ってはいます」

 ――リンク出る時に氷に顔をつけていた

 「本当、ありがとうって思って。正直、あの、う~ん。ショートで、あんなことになっちゃって。まあ、もちろん悔しかったし、なんか、ねぇ、いろんなことを積んできて、正しい努力もしてきたと思いますし、自分が考えうる全てをやってきたと思ってるんで。ああ、報われねえなとかって思いながら、今日までやってきましたけど。でも、本当、最終的にはやっぱり、ありがとうって思いながら、ここまで跳ばしてくれてありがとうって思いながら感じてました」

 ――この五輪は楽しめたか

 「全然、楽しくなかったです、はい。もう、いっぱいいっぱいでした、はい」

 ――五輪とはどういうものだったか

 「はは、ひと言じゃ言えないですよ、やっぱ。ソチオリンピックはソチオリンピックで悔しいながらに勝ったところでしたし。ある意味は成長できたところかもしれないし。平昌は、その成長のものを全部出し切れたと思ってますし。今回は、どうなんだろうな。ちょっと時間が経つと見えてくるものもあるかもしれないですけど、挑戦しきった、自分のプライドを詰め込んだオリンピックだったと思います」

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