Sスケート女子5000メートルの高校生代表・堀川 今春、日本電産サンキョー入り

[ 2022年2月10日 05:30 ]

北京五輪スピードスケート女子5000メートル代表の白樺学園・堀川桃香
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 10日に行われる北京五輪スピードスケート女子5000メートルに、堀川桃香(18=北海道・白樺学園高3年)が出場する。18年平昌五輪は地域の派遣事業で現地観戦。女子団体追い抜きと女子500メートルの金メダルの瞬間を客席で見届けた。「(団体追い抜きは)半周ごとにラップを言う瞬間は会場が静まって、そして歓声が凄かった。その時に、自分もここに立ちたいと思った」。4年がたち、目指したリンクで滑る。

 スピードスケート唯一の高校生代表はこのほど、今春からの日本電産サンキョー(長野)入りが内定した。同社は60年スコーバレーから今回の北京まで17大会連続で冬季五輪代表を輩出している名門。今大会には、平昌五輪で2つの金メダルを獲得した高木菜那が出場している。

 同社の今村俊明監督(59)は、堀川の昨年末の五輪代表選考会(長野)3000メートル(4分5秒94=5位)でのシニアの選手相手の勝負を評価。その上で「体自体も鍛えられていないので伸びしろがある。今後は3000メートルをメインに1500メートルも速くなっていくと思う。パシュート(団体追い抜き)も次世代の代表候補」と期待を込める。

 地元の北海道大樹町はパブリックビューイングを予定。熱い応援も背に迎える五輪となる。9日に会場で最終調整を行った堀川は「プレッシャーもあるが、チャンスをいただいたので、いつも通りに滑れれば」と話し、自分らしい滑りで五輪を体感する。

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2022年2月10日のニュース