宇野昌磨、銅メダル「4年間の成果」3月世界選手権へ「一刻も早く練習したい」

[ 2022年2月10日 16:37 ]

北京五輪第7日 フィギュアスケート ( 2022年2月10日    首都体育館 )

<北京五輪・フィギュア>銀メダルの鍵山優真(右)と銅メダルの宇野昌磨(撮影・小海途 良幹)
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 ショートプログラム(SP)3位発進だった18年平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)は、フリーで187・10点、合計を293・00点とし、銅メダルを獲得した。

 「ボレロ」に乗って、冒頭の4回転ループを成功。だが、続く4回転サルコーの着氷が乱れ、4回転フリップでは両手をついた。後半で4回転トーループにミスが生じながらも、最後まで熱い演技を披露。4回転ジャンプを4種5本組み込む高難度のプログラムを完璧に演じきれなかったとはいえ、取材エリアで見せた表情は晴れやかだった。

 「素直に…。4年間でいろんなことがあり、再びこの場所に立てていることを嬉しく思う。今日の演技がどうであれ、この順位というのは4年間の成果。素直にうれしい。こういう舞台に立って、こういう演技をして結果を残せた。自分にとっても誇れることだなと思います」

 コーチの変更など、紆余曲折を経て2度目の五輪にたどり着いた。個人で2大会連続となる表彰台。ただ、その視線は早くも次へと向かっていた。

 「五輪が終わって考えていることは(日本に)帰って、次の世界選手権に向けて一刻も早く練習したい。もっと成長できると思っているので。もっともっとうまくなりたいと思っている。ただ、今年で辞めてしまう選手がけっこういると思うので、それが寂しいです」

 高みを目指し、さらにフィギュアスケートを突き詰めていく。

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