女子高生スケーター・堀川「4年後、またこの舞台で違う景色を見たい」 自己ベスト更新、4年後は表彰台だ

[ 2022年2月10日 21:47 ]

北京五輪第7日 スピードスケート女子5000メートル ( 2022年2月10日    国家スピードスケート館 )

スピードスケートの女子5000メートルに出場した堀川桃香(AP)
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 スピードスケートの堀川桃香(18=北海道・白樺学園高3年)が、10日に行われた女子5000メートルに出場。第1組で登場し、7分6秒92で滑り終えた。最終結果は10位となった。

 18年平昌五輪にも出場したベラルーシ選手と同走。中盤から若干遅れを取ったが、最後まで粘り、結果的に自己ベスト更新した。自身初出場という大舞台で立派な結果を出した。

 堀川は「すごい緊張したが、自分の滑りができたので、良い五輪だったかなと思います。次につながるレースができた」と率直な感想を語った。目標タイムは7分3秒だったと明かし「大幅に届かなかったのは悔しい。思い描いていたようなタイムではなかったが、良い経験をさせてもらいました」と清々しい表情を見せた。

 憧れの高木美帆ら、世界を代表する選手たちと過ごす日々は財産になっている。「(先輩たちは)食事面や練習に向かう態度だとか、自分たちは違う。そこをうまく吸収して、日本に帰って、4年後、またこの舞台で違う景色を見たいと思います」と、4年後に向けて抱負を口にした。

 今大会のスピードスケート陣では、唯一の高校生代表。北海道大樹町出身で、実家は酪農家を営む。4年前の平昌五輪は地域の派遣事業で現地で観戦した。女子団体追い抜きと女子500メートルの金メダルの瞬間を客席で見届けてから4年。「(団体追い抜きは)半周ごとにラップを言う瞬間は会場が静まって、そして歓声が凄かった。その時に、自分もここに立ちたいと思った」。ついに自らが五輪の舞台で戦う日がやってきた。

 今春には、スピードスケートの名門でもある日本電産サンキョー(長野)入りが内定。日本の未来を背負う逸材が、北京でも爪痕を残した。

 ◇堀川 桃香(ほりかわ・ももか)20年世界ジュニア選手権3000メートル2位。北海道・大樹中出、北海道・白樺学園高。18歳。北海道出身。

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