銀メダルの鍵山優真「全力でやれた」「いい親孝行ができた」

[ 2022年2月10日 16:27 ]

北京五輪第7日 フィギュアスケート ( 2022年2月10日    首都体育館 )

<北京五輪・フィギュア>銀メダルを獲得し父・正和コーチ(右)と笑顔の鍵山優真(撮影・小海途 良幹)
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 五輪初出場の18歳・鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)がフリーで201・93点をマークし、合計310・05点で銀メダルを獲得した。試合後には2度の五輪出場経験を持つ父・正和コーチとともに喜びを爆発させた。

 ――銀メダルを手にした感想は?

 「とてもうれしい。この数年間、五輪を目指して頑張ってきた全ての努力がつまっている銀メダルと思う。成長をしっかり感じることができた。良い演技ではなかったが、全力でやれたと思います」

 ――演技直後は氷上に突っ伏していた。

 「疲れました。最後まで、何があっても諦めない滑りを皆さんに見せられればいいなと思っていた。それができてよかった。五輪という舞台で一つの悔いも残したくない気持ちを持って、思い切り滑ることができた」

 ――演技前の心境は?

 「団体、ショートと違って緊張しました。この演技で全てが決まると思うと緊張した。緊張があった中でも楽しい気持ちを忘れずにいることはできたので、自分は保てていた。平常心でいられることはできたと思います」

 ――ここまでの道のりは?

 「4年前の自分は、4年後にここに立ってるなんて思っていなかった。ここまで成長できると思ってなかったので、密度の濃い4年間だった。五輪はスケートを始めた頃からの夢だった」

 ――父とはどんな会話を交わした?
 
 「父からは『おめでとう』という言葉をもらいました。演技前は『悔いが残らないように自分がやりたい演技をしてこい』と言われました。いい親孝行ができたかな」

 ――4年後に金メダルを獲得するイメージはあるか?

 「チェン選手は『無敵だな』としか思えない。ただ、自分は今後もっと成長できると感じた。フリーは細かいミスがあったので、まだまだやれると感じた。まだ自分はもっと上にいけると思う。コツコツと成長できたらと思います。体力的にきつい中、いつも通りの演技をするのは難しいと感じた。それも含めて全てが五輪だと感じることができた」

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